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2009年01月22日



●「クリックで拡大されます」


音楽配信サイト分類表を作ってみました。世界と日本の音楽配信サイトを厳選して分類した表です。画像をクリックすると拡大されますので、保存して活用ください。

アーティスト公式の特集が組まれる事も多いので、動画共有サイトも含めました。(スミマセンがP2Pのサイトは、はずしております)

最近では、無料で聴ける音楽配信型のSNSなどが増えてきましたね。

音楽が聴けるサイトって一体、どんなのがあるの?っていう方のために、邦楽と洋楽にわけて、iTunesとiPodの様な携帯オーディオとカタログサイトが連動した有料ダウンロードサイトと、ライセンス方式のソーシャルネットワーキング型のサービスなどを分類しています。

画像のため、各サイトへのリンクはないのですが、ごめんなさい。0円で聴き放題の音楽配信サイトまとめ(海外・国内) 、を参照してください。

↓以下はテキストでの分類です。

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2009年01月21日



アップル社が、iTunes Storeで配信している楽曲のコピープロテクトをすべて廃止する、と発表して話題になっています。

これまでは、ソニーの「ウォークマン」などに入れて持ち歩けなかったんですね。それが、ウォークマンだろうが、Macだろうが、どこでも再生できるようになります。買う側としては、便利なんだけど、アーティストの方はどう思っているんでしょうか。

ただし、欧米のみで、日本のiTunes Storeで販売しているJ-POPなどの楽曲は、基本的には適応されないそうです。

ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のレーベルなどはそもそもiTunes Storeでの音楽配信そのものを拒否している。「コピー10」に象徴されるように、未開国日本ではどうしてもデジタルコンテンツは自由にさせられない、というのが供給側の論理のようだ。(日本のユーザーはデジタルコンテンツの破壊者かより)

なんでも、アップルはDRMフリーにしたいのだけど、日本のレコード会社が今のところはダメって言っているんだそうです。この様に、アメリカ、英国、フランスはDRMフリーなんだそうですが、日本は諸事情が重なって実施されないようです。

日本の有料楽曲販売では「mora」が曲数が多いのですが、ソニーのウォークマンを販売して、楽曲をmoraで購入してもらうという流れができていますので、自由化の流れは難しそうです。先日、知り合いがソニーのウォークマンを買っていて、曲はmoraで買えるよって話をしていた所です。

これは有料販売しているサイトの場合なんですが、海外ではさらに、合法的に無料で聴きまくれる、ライセンスビジネスという形態で運営されている音楽配信サイトが増えてきています。


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2008年04月09日


L'Arc-en-Cielやスピッツなどの有力アーティスト楽曲を管理する音楽著作権管理事業者、ジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)と、動画共有サイト「YouTube」を運営するGoogleは3月27日、JRC管理楽曲の著作権について、YouTubeでの利用について包括利用許諾契約を結んだと発表した。JRC管理楽曲をユーザーが演奏し、YouTubeにアップロードして公開できるようになる。音楽著作権管理事業者によるYouTubeへの包括利用許諾は国内初。


YouTubeに初の音楽著作権包括許諾・JRC スピッツやラルクもOK

先日、L'Arc-en-Cielやスピッツ、ミスチルなどの有力アーティスト楽曲を管理するJRCが、YouTubeと著作権の包括利用許諾契約を結んだそうです。

これはどういうことかというと、ミスチルなどの楽曲を自分で演奏してYouTubeに公開することが合法的にできるようになる。という物です。

YouTubeで海外のアーティストの楽曲で検索すると、いろんな人がコピーしてやってますね。

これにはアーティストも喜んでいるそうです。

自分たちの楽曲自体はダメだけど、コピーならいいよって事ですね。これは、おもしろい流れになりましたね。

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2007年12月02日


もはや一部のアーティストのレコード会社への不信感は止めようもないところまで来た。レディオヘッドが起こした静かな革命は、今後確実にほかのアーティストの意識も変革し、レコード会社から精神的・経済的に脱却するアーティストを増やしていくだろう。


レディオヘッドを聴けばわかる音楽業界・ダウンロード違法化論の不誠実

レディオヘッドの日本版・公式サイトにて、12月3日正午より最新アルバム「In Rainbows」が自由価格でダウンロードできます!

これは音楽業界で話題になっているレディオヘッドの新しい試みなんですが、新作のリリースをレコード会社ではなく自分たちのサイトでやろうというもの。

新しいのは価格は自由に決めていいよっていう事です。

すでにいろんなメディアやニュース、ブログで取り上げられているけど、購入者の6割は無料でダウンロードしたようで、ファイル共有サイトなどでも広まっているんだとか。

新作は4年ぶりで7枚目なんですが、CDでも12月26日に発売が決まっていて、日本先行発売になるようです。

気になる売上に関してはどうなのでしょうか。

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2007年10月18日


バンド側から正式な発表がないため正しい数字は謎に包まれたままだが、ダウンロード・オンリーでリリースされたレディオヘッドの新作『In Rainbows』が初日だけで120万枚のセールスを上げたとの噂が流れている。


レディオヘッドの新作、120万枚で12億円の売り上げ?

レディオヘッドの最新作の売り上げに関するニュースが入ってきました。

なんでもGigwise.comの世論調査によると、値段は購入者が自由に決めれるという最新アルバムの平均購入価格は4ポンド(約950円)だったそうです。ただし、これは確かな数字ではないとの事でした。そして、計算したところ12億円のセールスを上げたのでは?とネットで話題になっています。

レディオヘッドはダウンロード数を公表するつもりはないそうで、UKチャート「チャート・カンパニー」にも報告していないそうです。

いわゆる日本でいうオリコンなどに登場しないという感じでしょうか。それでも初回は売れると思いますが、次回からはどうなるんでしょうか?

このまま価値を上げるマーケティングでやっていけるんならすごい事です。

2007年10月08日


DRMの壁が音を立てて崩れ出し、楽曲CDの売上げは危険レベルまで落ちこんだ。プリンスやNine Inch Nailsといったアーティストは楽曲をタダで配ったり、そうかと思うとファンに楽曲盗んじゃえと言い出し、レーベルの顔に泥を塗っている。今週は、あのレーベル(Capitol Records)の支配から抜けたRadioheadがデジタル新アルバムをネットで発売、みんなが払いたい値段ならいくらでも構わないという異例の価格設定で業界に衝撃を与えている。


楽曲無料化行進曲は鳴り止まない

DRMフリー、楽曲の無料配布、Radioheadの楽曲の値段は自由にという試みなんかもあったり、2007年はデジタル音楽業界にとって無料化が進んだ年にあたるのかも。

YouTube日本版やCDTube、Micky.tvなんてサイトもあって、日本でもあっという間に無料化が進んでいる。

これだけ無料化が進んだら、やっぱり楽曲以外で収入源をみつけた方が良いんじゃないか?という事で、そのヒントがTech Crunchの記事に掲載されていましたので紹介させていただきます。


●可能性が高そうなのはライブ公演を収入源にする。(今年ライブミュージック業界は活況を呈している)

●楽曲コピー商品の限定エディション(いろんなバージョンにするわけですね)

●サイン色紙(売るの?)

●「無料」のデジタルアルバム発売に合わせて新アルバムの特別限定版ボックスセットを£40.00で同時発売する(Radioheadの試み)

●デジタル楽曲を収入源と考えるのをやめて、楽曲をマーケティングする手段と考える(そこまできている)

●楽曲ダウンロード、視聴、共有をユーザーに推奨し、今のラジオ局のモニターのようにペイを払ってでもお願いする(Napsterの様な仕組みを利用する?)

●ネットで楽曲ダウンロードして共有するのが趣味のような熱心なユーザーは、ひどい訴訟の標的ではなく一番の大事なお客様であると考える(口コミリーダーと手を組む?)


以上7つのポイントを抜粋させていただきました。

オープンソースな流れで、楽曲をコピーしたり、アマチュアがアレンジした作品を発売できる様にして、著作権者に何%かが入ってくる仕組みなどもおもしろそう。

初音ミクやガレージバンドから学ぶ事も多いと思います。

これ以外もたくさん考えられるんだけど、こんな事例とかアイデアをうまく組み合わせる事で、音楽活動を継続する方法を先に確立したレーベルやアーティストが生き残るのではないでしょうか。

今はライブも価値が上がってるし、携帯の進化で着うたフルも利用が進んでいるし、ネットでのストリーミング配信なんかも増えているようです。

もともと音楽産業の売上は、カラオケなど2次使用料なんかの割合が大きいようですが、著作権システムが縮小する流れになるのかな?でも日本では時間がかかりそう。

楽曲が無料で配信され、ライブビジネスがメインになる時が来るかもしれない。


レディオヘッド新アルバム「IN RAINBOWS」は当面ダウンロード販売のみ。しかも価格は「あなた次第」。ユーザーが好きに決められる。


レディオヘッド、新作はダウンロード販売 「価格はあなた次第」

イギリスの人気バンド「レディオヘッド」が新アルバム「IN RAINBOWS」をネット上でダウンロード販売すると発表しました。

これはなにが革命かというと、公式サイトにてダウンロードできるのですが、買う人が自由に値段を決められる仕組みです。予約画面にて値段は好きな数字が書き込めるというんです。

「?マーク」をクリックすれば「あなた次第」というメッセージが現れて、ディスクボックスを予約したら12月に届くという仕組み。

ウェブ上で、大物アーティストが直接アルバムを販売するのは異例。

また驚いた事にレディオヘッドはレコード会社と契約していないんです。そしてWIRED VISIONの記事では、レディオヘッドからこのようなコメントが掲載されています。

契約したレコード会社の人たちのことは好きだ[Radioheadは、EMIとの契約を2003年に終了、現在はレコード会社と契約していない]。しかし、なぜ誰もがレコード会社を必要とするのかを考えなければならないときが間近に迫っている。それに、何よりも、いま衰退しつつあるビジネスモデルに『くたばれ』と言うひねくれた喜びも得られる。


価格は購入者が決定:『レディオヘッド』の戦略は成功の模様

もし今後とも楽曲を直接、届けるという流通方法が支持されれば、CD販売をしているレコード会社やCDショップは、大きな打撃を受けそうですね。

気になる利用者の声ですが、「金のない老人だから5ポンド(1179円)」「とりあえず4ポンド(943円)でダウンロードしてお金が貯まったらディスクボックスを買うわ」という声もでているようです。

ただし、この方法はアーティストが有名である事がポイントです。なのでインディーズアーティストに関しては、難かしいかもしれません。

すでにある程度のファンリストを管理している、というレーベルや自主レーベルのアーティストは以下の5つのポイントが参考になるかもしれませんね。

・アルバム販売前に期待を盛り上げる。

・ファンたちを大切にする。

・ファンたちにオプションを与える。

・ハードコアなファンたちには、本当に魅力的な何かを提供する。

・サーバーをアップグレードする。

ちなみに彼らのサイトは、アクセスが多すぎて一度サーバーダウンしたそうです・・。


■参考サイト

レディオヘッド公式サイト
http://www.radiohead.com


現在、レーベルゲートでは、Windows Media Player向けの「mora win」と、ウォークマンや一部の携帯電話で利用できる「OpenMG」対応データを提供する「mora」の2つのサービスがある。


いかに音楽と人間を引き合わせるか--音楽配信レーベルゲート「mora win」の事業戦略

レーベルゲートが楽曲販売サイト「mora win」をリニューアルしました。執行役員社長の今野敏博さんは、

「これまでのように、ただメニューにあるだけではなく、オンラインの機能とプレイヤーがシームレスになった。しかもWindows Media Player11は、Windows Vistaを購入すれば標準で入っているもの。誰でも使えるという点が一番大きい」

とコメントしています。

moraの利用ユーザーは「mora win」では「mora」よりもメジャーアーティストが売れるそうで、昔の有名な曲が売れるなど、ロングセラーが多いんだとか。

また12月には楽曲の再生中にユーザーの好みにあった曲をレコメンドする「自動レコメ」機能をリリースするそうです。

パソコンを詳しくない人でも、できるだけ一般の人が使えるようにしたという事ですが、まだまだネット配信自体がわかりにくい所も多いので、ユーザー重視の考え方に期待しています。

2007年09月18日


広告掲載による無料音楽ダウンロードサービスの米SpiralFrogは9月17日、同日より北米市場向けにサービスを開始すると発表した。広告収入により、合法的に無料で音楽配信サービスを提供する。


無料音楽ダウンロードサービスのSpiralFrog、北米でスタート

アメリカの「SpiralFrog」が広告収入による、合法的な無料音楽配信サービスを開始しました。

アーティストのプロフィール、CDジャケット画像などが表示され、ソーシャルネットワーク的な機能もついています。

音楽および音楽ビデオは、Windows XPまたはVista搭載PCでダウンロードと再生が可能。また最高2台までの、Windows Media DRMに対応する携帯音楽プレーヤーまたは携帯電話をPCと同期させ、ダウンロードした音楽やビデオを楽しむことができる。

「SpiralFrog」はサービス開始時点で、楽曲を80万曲以上、音楽ビデオを3500本以上用意しているそうです。

FineTubeなどFlashで無料試聴できるサービスがありますが、インディーズの楽曲が無料でダウンロードし放題というmF247のメジャーアーティスト版という感じですかね。

こういった新しい音楽配信モデルは、CDの売り上げ低下が続く日本でも開始して欲しいですね。

2007年08月31日


世界最大手の携帯電話会社であるノキアは29日、同社新型携帯電話機および新サービスを発表した。ノキア新型携帯電話では音楽再生機能が付いており、今後は音楽ダウンロードサービス、ゲームの提供などを強化していくという。ノキアはアップル「iフォン」、「iPod」に対抗していく戦略を明らかにした。


ノキア、アップルに対抗した新型携帯電話、サービスを発表

携帯電話サービスの世界最大手「ノキア」が、音楽配信のネット販売事業に本格的に参入すると発表しました。

楽曲は1曲あたり1ユーロ(約160円)で、アルバムは1枚で10ユーロから、となるそうです。

ノキアの新型携帯電話は、6千曲の音楽が保存できるのですが、なんでもフィンランドの人気音楽ダウンロード販売サイト「Ovi」を通じて展開するんだそうです。

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2007年08月09日


ゲームや音楽などの国内デジタルコンテンツ市場は、07年に初めて3兆円を超える見通し。PCや携帯向けの直接配信が3割超に達し、成長を支える構図だ。


国内デジタルコンテンツ市場、3兆円突破へ

財団法人デジタルコンテンツ協会が国内デジタルコンテンツ市場規模調査を発表しました。調査は映像、音楽、ゲーム、「図書、画像・テキスト」の4分野についてです。

2006年の市場規模は2兆7699億円で、これは昨年から8.3%の拡大になりますね。

なんでもパッケージソフトが縮小傾向にあるそうで、PCや携帯電話向けの配信の拡大が、デジタルコンテンツ市場を牽引しているようです。

分野別の割合では、音楽が28.3%(7828億円)を占め最多だが、映像、ゲーム、「図書、画像・テキスト」ともそれぞれ割合が同程度になってきている。

PC向けの音楽配信をみてみると、310億円で前年の42.1%増になってます。それに対して、携帯電話向けは着メロ市場の縮小で、全体としては0.5%減の1602億円になっています。

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2007年06月05日


米Appleは、iPodと同様に音楽や映像の再生が可能で、OS Xが動作するGSM/EDGE対応の携帯電話「iPhone」を6月29日に発売することを明らかにした。1月の製品発表時には、北米で6月に発売するとアナウンスしていた。なお、日本での発売は未定。


米Apple、iPhoneを6月29日に発売

AppleのホームページでiPhoneのテレビCMが公開されていますが、29日の発売、タッチパネル式のインターフェイス、ビデオ再生機能、ウェブブラウザなど機能の特徴が紹介されています。

アルバムジャケットを利用した音楽再生メニューもあるそうで、一度手にとって実際に見てみたいですね。

残念ながらといいますか、やはり日本での発売は未定ですが、世界で話題の商品。どこまで利用者が増えるのか楽しみです。

2007年04月13日


世界4大メジャーレコード会社のひとつ「英EMI」がDRMコピーを自由にするという事で、様々な記事を目にしますが津田さんがおもしろい記事をかかれていたので紹介。

音楽ジャーナリストの津田大介さんによる、音楽業界とDRMをめぐる問題のまとめとEMIによるDRMフリー化の背景、今後の展望について。EMIの決断の背景を考える上で「CCCDは絶対に外せない要素」として過去の経緯を振り返りつつ、「rootkit騒動」「Vista」という“2つの予想外”も決断のきっかけではと指摘。そして「着うたフル」全盛の日本は──。「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は

記事の中で、CDはなぜ売れなくなったのかという事について書かれていましたが、気になったのでCDやら音楽配信の普及やらの流れを個人的に振り返ってみました。

特にミリオンヒットが続出していた1990年代について。

過去の実績やデータを見ると、1990年代はミリオンヒットが続出していましたね。楽天でこんなのもありました。

ドラマ、CM、バラエティ、アニメなどテレビの影響が圧倒的に大きく、特にヒットしたドラマの主題歌はミリオンヒットになりやすかったみたいですね。


●カラオケの影響について

また1990年代はカラオケの普及で、歌を覚えるためにCDを買う人が多かった様ですが、逆にカラオケで歌いやすい曲がヒットの条件になって、シンプルで歌いやすい曲が主流になってしまった気がします。

世界的にみても、人口に対して日本はCDの売り上げが大きかったようですね。

カラオケ白書などによれば、カラオケボックスの利用は10代〜20代前半が多く、それ以降の世代は酒場?などでカラオケをする傾向があるようです。

いわゆる団塊ジュニアの層が中心にカラオケで歌うために、音楽を購入していたとすれば、レンタルに推移した、または聴かなくなった事でCDの売り上げにも影響しそうです。

当初はレンタルCDが開始されてから、CDの売り上げが激増していましたが、ツタヤなどの店舗数も増え、1995年あたりから2000年あたりまでツタヤの店舗数は2倍に増えています。ツタヤオンラインの会員数は年々増加しています。

CDというパッケージ商品が、流通の主だった頃に比べれば、DVDの普及、デジタル音楽配信、着うたなどの媒体が増えた事による影響もあると思います。

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2007年02月24日


国内有料音楽配信の売り上げ額が、2006年は前年比56%増の534億7800万円になり、同年のCDシングルの生産実績を上回ったことが分かった。 06年の有料音楽配信売り上げ、CDシングル抜く


日本レコード協会が、2006年10-12月期の国内有料音楽配信の売り上げ実績を発表しました。

売上総額は前年から44%増の約150億円。

06年通年は56%増の534億円で、なんとシングルCD生産額の508億円を抜いたそうです!

音楽配信市場の9割以上を占める携帯電話向けでは、「着うたフル」が06年は前年から150%増と利用が急増したみたいです。

着うたフルは音質が良くないのであまり利用しませんが、友達と会話中に携帯電話をいじって購入したりできるので、衝動買いには便利かもしれません。

音楽ソフト自体の昨年の合計生産額は前年3%減の4084億円で、8年連続減少しているとの事。

そんな中で有料音楽配信を加えると総売上金額は前年比1・2%増で、下降を続けてきた音楽市場が配信によって活性化されてるんですね〜。

でもまだ着うたフルがほとんどで、パソコン向けの音楽配信はこれからという感じみたいです。

実店舗を見てみると、ツタヤやゲオなどでシングルはよくレンタルされてて、最新のランキング・トップ10はほぼ貸し出し中です。

シングルはツタヤとかでレンタルする感じで、売り上げは最初だけ?というイメージです。

お店のランキングに入らなければ、端っこに並べられてあまり目に触れる機会がない状況の様です。さらに数も少ない。

レンタルもそうですがタワーレコードなど新作の販売も、最初に店に並ぶランキング(オリコンデータなど)が重要という感じですね。

着うたフルが人気という事ですが、音質よりも利便性が勝ってしまっているんですね。

サビだけでもいいから、手軽に聴きたいという時にすぐにダウンロードできて、支払いも楽。

着うたフルはまだわかるけど、サビの部分だけダウンロードできる着うたは、サビだけでいいというまさに「音楽のいいとこどり」という感じがします。

自分は車で音楽を聴くのが好きなので、長い曲も聴くのですが、サビだけでいいという感覚が浸透するとシングルCDの役割も少なくなってしまうのかな〜と考えていました。

個人的にはツタヤでよくCDシングルをレンタルしています。そしてJ-POPオムニバスを作るのが好きです。車でみんなに受けがいいから(笑)

個人的に楽しむのはもっぱら洋楽中心になります・・。しかもレンタルできない作品が多いので買います。

パソコンの音楽配信サイトはダウンロードできる曲が限られているので、ツタヤの様にJ-POPをまとめてレンタルしてオムニバスを作る事ができません。これは不便。

ツタヤでシングルをまとめてレンタルしてオムニバスを作るみたいに、パソコンの音楽配信でもっと簡単にまとめてダウンロード出来る様にしてもらいたいです。

もっと手軽に音楽を。

着うたの人気がユーザーニーズの大きなヒントになると考えればおもしろいです。

2006年12月26日


来年4月以降に楽曲が配信できるよう準備を進める。新会社タイシタレーベルミュージックは、サザンの所属事務所であるアミューズが60%、所属レコード会社のビクターエンタが40%出資する。 サザンオールスターズの曲、ネット配信へ新会社・アミューズなど

この記事によると、芸能事務所の「アミューズ」とレコード会社の「ビクターエンタテインメント」が新会社「タイシタレーベルミュージック」を設立するようです。

サザンオールスターズの楽曲をネットで配信する窓口となる会社になるとの事。というのもサザンの楽曲は、着うたのみでネットでは販売していませんでした。

今回は配信許諾などを一括管理して、パソコンから携帯電話向けまで、柔軟に対応できる体制をとるそうです。

一般的に楽曲はJASRACに委託。またはレコード会社やレーベル、またはアーティスト本人が管理していると思いますが、ネットで配信する場合は、著作権所有者またはJASRACで配信の申請をしなければならないなど、手続きがあります。

運営している音楽配信サイトでも、こうした手続きがなかなか大変なのであります。

サザンオールスターズはオリジナルアルバム14枚をリリースしています。新曲を含めてネットでの楽曲単位の流通を始めるみたいですね。

Mr.Childrenの楽曲もネット配信を開始しないかな。そうすればヒットチャート・シングルのオムニバスを作るのが楽になります。すごい個人的な希望ですが・・。

でもヒットチャート・シングルのオムニバスというのは、かなりニーズがあると考えています。

自分の好みの音楽をセレクトしてオムニバスで聴く。これはある意味DJ的な感覚というか、楽しみがあります。

シングルというのは自分好みのオムニバスを作れるのが1つの存在価値だと思っています。結局はiPodやCDやMDにシングルがたまってくればオムニバスになります。

iPodやCDやMDに自分好みのプレイリストを作成して、車や通勤時間、または寝る前などに聴いています。車で流す時も、みんなが知っている曲ばかりなので盛り上がるし、ヘビーローテーションで流せます。

あらゆる音楽が溢れている中で、自分好みのオムニバスを作る。これが楽しいですね。

2006年12月19日


・・・ではないかと考える今日この頃です。これはつまり、GyaO、Yahoo!動画、BARKSなどアーティストの楽曲を流している音楽配信サイト、またはページは支持されるという話です。

ちなみにSEO対策とは検索エンジンで上位に表示される事です。検索エンジンの精度の向上で、見たい情報をキーワードで検索すれば目的地にたどり着ける様になりました。

Web上で音楽をプロモーション、宣伝する方法はいくつかあると思います。

音楽配信サイトで音楽を配信したり、ネットラジオに出演したり、公式ホームページで告知したり。この中でも今日は音楽配信に注目してみました。

日々音楽配信の記事を書いているのですが、音楽配信が成長しているとはいえ、邦楽やJ-Popの曲やPVが試聴できるサイトはとても少ないです。(YouTube、海外サイトを除いて)

そんな中、以前の「BARKSでMr.Children「しるし」のPVを無料配信!」というエントリーで、Mr.Children「しるし」のPVがBARKSで無料で視聴できるという記事を書きました。

BARKSやYahoo!動画が、視聴曲を配信してくれたおかげで、少しですが視聴する事ができ、ブログで掲載する事でほぼ毎日「しるし」の存在を思い出しました。そして、もっと聴きたくなり楽曲を購入してフルで聴いています。

こうして、「しるし」を購入するまでにはいくつかのポイントがありました。

曲が良い事はもちろんとして、1つは無料で視聴できた事。(ドラマやテレビでも聴いていました。)そしてブログに掲載し、何度も楽曲の存在を思い出した事。

つまり、聴いたから欲しくなった。ブログで何度も思い出した。これが大きいポイントでした。

Web上では、一般的に検索エンジンでホームページを探します。試聴したい場合も、楽曲名などで検索します。

「 Mr.Children しるし 試聴 」

Googleで検索すればBARKSのMr.Children「しるし」の試聴ページが1〜2位に表示されている事がわかります。ちなみにトイズファクトリーのページが1位ですが、こちらにもPVの視聴や情報がたくさん掲載されています。

つまりみんなのブログやホームページで、BARKSのこのページで「しるし」が聴けるよ!という様に掲載されたり、紹介される事でBARKSの試聴ページが支持されて、上位に表示されているのではないかと考えています。(予想)

Mr Childrenの楽曲はダウンロード販売されていないので、貴重というのもポイントかもしれませんが・・。そう考えるとジャニーズ系アーティストもダウンロード販売はしていないので、PVが視聴できる場所は貴重なので支持されそうです。

さらに、ネット上ではSEOなどの検索エンジン対策を含めて、相互リンクやブログなどで掲載される事が支持投票として評価され、上位に表示されていきます。

GoogleやYahoo! Searchの検索エンジンでは、相互リンクされている数が多い、支持されているサイトが上位に表示されます。しかも人工的ではなく、自然なリンクは評価されます。

CGIやホームページ素材配布サイトがページランクが高くて、検索で上位に表示されるのも、配布元のリンクがあるから。素材を利用してもらう事でリンクが増えていくからです。

「Flash Playerが無い方はこちらからダウンロードしてください」とリンクされているAdobe社のサイトがページランクが高く、上位に表示されるのもこのためです。圧倒的な相互リンク(支持)があります。

今後はおそらく、ブログは手帳と同じ様にカジュアルに利用されていきます。というかすでにそうなっています。SNSだってあります。

手帳にメモる様にブログでこの曲いいよ!ここで聴けるよ!と紹介される程、その楽曲の試聴できるページは上位に表示されていきます。

つまり試聴できるサイトやページがネット上で口コミで支持され、上位に表示されるのでみんなが集まります。

小手先のSEO対策や口コミ効果ではなく、良い楽曲やそれらを配信しているページはみんなに支持されて上位に表示されていきます。

これらを考えると結局は試聴したり、デモとして体感してもらう事が1番のプロモーションになるのではないでしょうか。

こうやってブログで掲載され、訪れる方がその楽曲の存在を知る、または存在を思い出し試聴する、
または楽曲を購入する、ツタヤでレンタルする、着うたにする。

興味のある方にはなんらかのアクションがあるはずです。

フル視聴でなく、ネット配信の規定にそって数十秒だけでもいいのです。いろんなサイトで試聴、共有、体感できる事からプロモーション、口コミが始まるのではないかと考えています。

2006年10月28日


HMVジャパンは音楽配信サイト「HMV DIGITAL」のサービス提供を開始したと発表した。 HMVジャパン、音楽配信サイト「HMV DIGITAL」を開始

ついにHMVが音楽配信サービス「HMV DIGITAL」を開始しました。

HMV DIGITALは、月間4,800万PVを誇るHMVサイト内の音楽配信サービスです。楽曲数については100万曲を用意し、年内に150万曲とする予定です。楽曲の最多価格は1曲150円との事。

現在のチャート一位は絢香の「三日月」で、楽曲は30秒ですが試聴できます。

楽曲は、NTTコミュニケーションズ「OCN MUSIC STORE」、邦楽に強いレーベルゲートの「Mora」から提供を受けて配信するようです。

配信ファイル形式はWMAおよびATRAC3。DRMはOCN MUSIC STOREやMoraのように、ポータブルプレーヤーへの転送やCD-Rへの書き込みも対応するとの事。

楽曲をタイトルやコメントを付けて公開できるリコメンド機能や、店舗スタッフのリストも公開し、実店舗のような雰囲気を演出するそうです。

HMV独自の楽曲配信も予定していて、交渉しているレーベルなどは現在のところ非公開になっています。

ダウンロード楽曲とパッケージ製品を同一サイト内で提供する点が強みで、HMVスタッフやHMV DIGITAL限定でアーティストが作成したプレイリストなども用意するとの事なので、そうした独自コンテンツがおもしろそうですね。

今後は映像配信サービスも視野に入れた事業拡大を検討するそうです。

HMV DIGITAL
http://www.hmv.co.jp/digital/

2006年10月18日


2006年上半期の世界の音楽小売販売額は前年同期比4%減となったが、デジタル音楽の販売額は前年同期比106%増の9億4500万ドルへと急増。また、購入方法には国による違いがあることも分かった。 世界デジタル音楽販売、日本は「携帯向け」、米独仏はオンラインが主

国際レコード産業連盟(IFPI)が発表した統計によると、2006年上半期の世界のデジタル音楽販売額は前年同期比106%と大幅に増加したそうです。

日本やイタリア、スペインなどでは携帯端末へのダウンロードや着信音など、モバイル向けの販売が多いのが特徴です。

それに対してアメリカや英国、ドイツではオンラインダウンロードの割合が多く、それぞれ64%、70%、69%を占めているようです。

日本でも徐々にオンラインダウンロードの割合が増えているそうですが、85%が携帯からのダウンロードという事で、しばらくは着うた人気が続きそうですね。

2006年10月03日


インターネットでストリーミング視聴できる、J-WAVE Brandnew Jが正式放送を開始しました。今までも聞けていましたが、試験放送だったとのことでリニューアルです。仕事場など、さりげなく流しておくのにいいでしょう。 仕事中にもいい音楽を聴きたい、J-WAVE Brandnew J 正式オープン

ネットラジオの「J-WAVE Brandnew J」がリニューアルオープンしました。

現在も聴きながら記事を書いていますが、普通にラジオとしていろんな楽曲が流れています。マイリトルラバーの独占先行オンエアなどもあり、今後とも注目のサービスとなりそうです。

Going My Way」さんのエントリーでも紹介されていましたが、下記URLからでも試聴できます。

その場ですぐにライセンス登録(メールアドレス登録程度)をしてすぐに試聴できます。ブラウザのお気に入りに入れておけば、ずっと音楽が聴けるのでおすすめです。

http://scr.j-wavemusic.com/meta/live.asx


mixiにて「0円で聴き放題の音楽配信サイト」というコミュニティを運営しているのですが、先日「J-WAVE Brandnew J」のスタッフさんから掲載の依頼がありましたので、早速ネットラジオのところに掲載してあります。そちらの方もよろしくお願いします。


J-WAVE Brandnew J
http://www.j-wavemusic.com/index.html

2006年09月28日


HMVジャパンは、音楽配信サービス「HMV DIGITAL」を10月末に開始すると発表した。サービス開始時には100万曲を取り揃え、2007年初めまでには150万曲まで拡充する。楽曲の価格は1曲150円からとなる見込み。 HMV、10月から音楽配信サービスに参入。開始時から100万曲を用意

HMV DIGITALは、月間4,800万PVを誇るHMVサイト内に開設される音楽配信サービス。

料金は1曲につき150円から購入できる予定で、定額制サービスは導入しないとの事。ファイル形式はWMAとATRACの2種類に対応しています。

「Mora」や「OCN MUSIC STORE」から楽曲が提供されるようです。HMV独自の配信は交渉中で、参加レーベルは今のところ未定です。

HMV DIGITALは、オープン後数カ月間でさらにサービスを充実させ、映像配信も視野に入れて展開するという。また、11月にはモバイル向けショッピングサイト「HMVモバイル」の全面リニューアルも予定している。 HMVジャパンが10月末に音楽配信サービス「HMV DIGITAL」を開始

HMVでは「1つのアーティストに対してパッケージとダウンロード配信を並列に扱うことで、ユーザーは好きなフォーマットで音楽を楽しむことが可能になる」とコメントしています。

タワーレコード&ナップスターが定額制の音楽配信サービスを発表して間もないHMVのサービス発表。

ついにCD専門店の大手各社が音楽配信事業に参入しました。これでHMVといった専門店、レコード会社やレーベル、Yahoo!などのポータルサイトなど音楽情報を扱う大手企業が音楽配信事業に参入した事になりますね。


■関連記事

HMVジャパンが音楽配信に参入
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/27/news117.html

2006年09月25日


日本版Napsterへの楽曲提供会社が発表された。予想以上に多いその数は、このサービスの普及を感じさせる。しかし定額制音楽サービスによって、人と音楽の関係も変わることを忘れてはならないだろう。 定額制音楽サービスはアリか

この記事によれば、Napsterは260社という提供会社で、開始から150万曲のラインアップをそろえるというのは、国内でも最大級のサービスとなることを予感させるという。

音楽配信ビジネスの最大手であるAppleのiTunes Music Storeは、現在200万曲以上をそろえている。

Napsterがこれだけの楽曲をそろえられたのは、iTMSが外資系音楽配信サービスという道を切り開いた後であるという点は大きかったと指摘。

アメリカで生まれた定額制楽曲ダウンロードサービスが、日本で定着できるのかを探る記事となっています。

日本でiTMSが当たったのは、もちろん楽曲の品ぞろえと価格、聴く時間が自由になるという、現代の音楽リスニングにはごく当たり前であり、かつ必須の販売形態であったのである。

iTMSの成功の影響などもあり、カカクコムなどでPC用スピーカーのランキングでも上位にランクされるなど、PCで音楽を聴く事が少しずつ定着している兆しがあるようです。

そんな中、開始されるNapsterの定額制楽曲ダウンロードサービスは、インターネットラジオとダウンロード楽曲販売の、中間に位置する販売形式と理解できるようです。

ポイントは、ネットラジオではできない好きなアーティストの楽曲のみを聴くことができる点。そして料金コースをアップグレードすれば、ダウンロードした楽曲をポータブルプレーヤーに移すこともできる点ですね。

「音楽の長期リースに近いイメージ」

ただし定額制楽曲ダウンロードサービスの場合は、お金を払わなくなれば再生できません。つまりお金を払い続ける限り、入手できる音楽情報も無限大というサービスのようです。

テクノロジーが進化すればする程無料に近づくとされるウェブ上で、こうした課金サービスは注目されるビジネスモデル。

今や無料音楽配信サイトやサービスが定着している中で、レコード会社が多数参加する定額制サービス。この新たな仕組みがどこまで定着するのか気になるところです。

2006年09月23日


それまでのレコードでは外部の企業から外販を依頼されても、「5000枚以上でなければ製造は請け負わない」と突っぱねるなど殿様商売を行っていたのだが、その独占状態がなくなり、アマチュアのミュージシャンであっても小ロットで音楽CDをプレスすることが可能になってしまった。 mF247の丸山茂雄さんが考えた「焼きそば屋的Web2.0ビジネス」(下) (1/2)より

記事によれば、ウェブ進化論の著者である梅田望夫さんの「不特定多数の無限大の人々とのつながりを持つためのコストがほぼゼロになった」という言葉が、mF247を立ち上げる際に丸山さんを著しくインスパイアしたという。

ウェブの進化により不特定多数のリスナーにダイレクトに音楽を提供するコストが劇的に低下。レコード会社は大きく変容させられる状況になる。

それを丸山さんは、梅田さんの言葉から感じ取ったという。

2005年の夏に新会社の設立をきめ、2005年の12月にmF247がオープンした。

mF247は、新人アーティストの楽曲の試聴はもちろん、ダウンロードも無料という音楽配信サイト。フラワーカンパニーや、小室哲哉(DJ)さんらも参加して話題になる。

次々とウェブの特性を活かしたサービスを立ち上げ、アクセス数も順調にのびているという。

ただし、収益にはつながらないビジネスモデルで、mF247に曲をアップロードしたいアーティストの1万2000円の審査料は、一定レベルのミュージシャンを確保するためのフィルタリング装置のようなもの。

それで収益が上がるわけではなく、バナー広告も掲載されておらず、売り上げは出ないという。

mF247のシステムを見れば、サーバー代金、デザイナーへのデザイン料、運営、開発にかかる人件費など、収益がなければ、運営にも資金がかかるため、当然ながら継続して運営する事が難しくなる。

一般的にこれらのサイトでは、アクセス数を上げて広告を募集して、広告費で運営するのが一般的。その他にも例えばmixiではプレミアム会員(有料会員)から収益を上げているが、まず有料会員は考えにくい。

これまでネットのニュースを追いかけてみても、ウェブでの収益モデル構築は各社も悩んでいる状況です。特にWeb2.0的とされる企業や動画、音楽、クチコミサイトの収益モデルはまだ手さぐり状態。

そんな状況の中、mF247では「焼きそば屋的ビジネス」を考えているという。

これは、代々木公園の歩行者天国で、バンドが演奏しているが、バンドはまったく儲かっていないけれど、その横で商売している焼きそば屋とかホットドッグ屋が一番儲かっているという所に目をつけた、サブコンテンツで儲ける仕組みの事。

つまりアーティストのサブコンテンツで収益を上げていこうというものです。

mF247でユーザーから支持されれば、レコード会社や所属プロダクションが必要になる。それを音楽業界の専門家がスタッフに集まっているmF247で担おうという事。

「いまのようなタイアップだけで音楽が売れるという時代はやがて終わりになって、コンサートで聴くのが当たり前になり、再びモーツァルトの時代のようになるのではないか」と丸山さんは言う。

ライブやイベントで、Tシャツ、CD、キャラクターグッズを売るようなビジネスが増え、そこでプロダクション、媒体の機能を持つ組織が必要になる。それがmF247の未来像だという。

「必死で作ったものを、必死で聴く文化はなくなってきている」と丸山さんは言う。「そんな時代において、音楽をちゃんと聴こうと思ったら、ライブで聴くしかなっていく。 ライブハウスでネットや雑誌を読んでいる人はいないからね。真剣に聴いて没入していなければ感動もできない、そういう場がライブ。だから感動したいと思っている人は、これからはライブに足を運ぶようになる」

そこで、サブコンテンツで収益を上げられる可能性があると丸山さんは考えているという。

これはレーベルならではのビジネスモデル。音楽配信サイトをメディアとし、そこでアーティストを集めて、反響の多いアーティストのCD制作を支援し、マネージメント契約をする。

この流れが定着すれば、各レコード会社やレーベルも自社運営の音楽配信サイトをどんどん立ち上げる。
これにより、アーティストがネットからデビューするきっかけが増えていく事になりそうです。

リスナーとすれば、単純に気に入ったアーティストを支援する事で、アーティストと同じ夢を見ることも可能になります。

「音楽業界の活性化はインディーズから」

今後は音楽配信サイト型(SNS)インディーズレーベルが音楽業界を盛り上げる原動力になるのではないでしょうか。


音楽業界は当時すでにもう硬直を始めていて、テレビドラマのタイアップなどを仕掛けなければ売れないと言われていた。リスナーの間でクチコミで広がって売れ始めるなんていう曲は、ほとんど出てこなくなっていた。 そうなると新しい曲を売り出すためにはタイアップに走るしかなく、そしてタイアップを取り仕切っているのは大手レコード会社やテレビ局、広告代理店といった『真ん中』を押さえている人たちだ。 この『真ん中』の人の協力を得ない限り、音楽を世に出すことができない――そういう時代になってしまった

これはmF247の丸山茂雄さんが考えた「焼きそば屋的Web2.0ビジネス」(上)というITmediaの記事です。mF247を立ち上げた丸山さんの運営にいたるまでの経緯や考え方、そして未来の収益モデルが紹介されています。

1980年代にEPICが若者の音楽のシンボルとなった当時、旧来のレコード会社の流れに対するアンチテーゼが、EPICソニーレコードだったという。丸山さんはそこでライブハウス戦略を採り、ライブハウス出身の若いミュージシャンらを売り出した。

ところが、そうやってライブハウスからクチコミでバンドやミュージシャンを売り出していく新たなモデルが確立されると、多くのレコード会社やテレビ局、広告代理店などが、一斉にむらがったという。

バンドブームで盛り上がり、テレビでバラエティー番組がヒットすることによって、「バンドを若者のリスナーたちが選ぶ」という新たなモデルが権威化してしまう。

そこではクライアントに気に入られて、視聴率がきちんと取れればいいとしか考えず、新しいミュージシャンを育てる義務もない。

冒険しないで売れているミュージシャンを出演させればそれでいい。そうして負のスパイラルにはまり込んだまま現在に至る。

そもそも、レコード会社とはいったい何?

SMEが「bitmusic」で曲の有料音楽配信を開始した時、丸山さんが真剣に悩んだのはその深遠な命題だったという。

インターネットの登場によって、レコード会社の意味は変わってきているのではないのか?そう考えるようになる。

>> 次回へ続く

2006年09月22日


定額制音楽配信を今秋に開始する計画のナップスタージャパンが参加レーベルを公表。「日本の音楽配信では最大級になる予定」という。 Napster参加レーベル数は「日本最大級」 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/21/news074.htmlという記事より。

ナップスタージャパンが、今秋サービスを開始する予定の音楽配信サービス「Napster」に楽曲を提供するレコード会社や音源提供会社を発表。

参加するレコード会社はソニー・ミュージックネットワークやBMG JAPAN、東芝EMIをはじめ国内外で260社を超え、ナップスターは「日本の音楽配信事業では最大級になる予定」と語っています。

なお、現時点でエイベックスの名前は挙がっておらず、タワーレコードが現在交渉を行なっているという。

ナップスターのサービス開始当初から定額制のサブスクリプションサービス向けに楽曲を提供し、開始当初は洋楽音源約10,000曲を提供予定だという。 ナップスターが国内の参加レーベル発表。ソニーやBMG、東芝EMIらが参加 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/09/21/13362.html

楽曲数はサービス開始時点で150万曲以上を用意するとの事。

ナップスタージャパンが提供するサービスは具体的には3種類ある。月額定額の会員制で、PC上に楽曲をダウンロードして一定期間聴き放題となる「Napster Basic」と、月額定額の会員制で、PC上に楽曲をダウンロードし、Napsterサービスに対応するポータブルプレーヤーへも楽曲を転送できる「Napster To Go」、さらに楽曲1曲単位での購入ができる「Napster a la carte」となっている。 ナップスタージャパンの参加レーベルはソニー、BMGほか260社以上に http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20241007,00.htm

毎月一定金額を支払う事で楽曲すべてが聴き放題になる定額制サービス「Napster Basic」と、楽曲やアルバム単位で購入できるサービスを計画中との事。

定額制サービスではもう一つ、対応ポータブルオーディオへも転送可能な「Napster To Go」の2種類が用意されようです。

これだけのレコード会社が参加する音楽配信サービスは日本では始めて。ダウンロード販売では、著作権保護機能が必要のためファイル形式に対応したMP3プレイヤーが必要でした。

そのため、iTMSのiPodや、ソニーのMP3プレイヤーなど、個別のプレイヤーでしか聴けないという事がありました。

しかし、定額制の聴き放題サービスは、ダウンロードではなくストリーミング形式。

PC上でラジオ感覚で聴くためファイル形式を気にする事がなく、様々なレーベルやアーティストの楽曲が聴ける事になります。

これはYahoo! サウンドステーションでも、レコード会社がプロモーションとして利用しています。

最新アルバムのプロモーションにはもってこいのため、こうしたストリーミング式のサービスにはソニーなどが早くから参加していました。

今回の定額制のサービスはどれくらいのユーザーが利用するのか。料金はどうなるのか。
そして、楽曲単位のダウンロード販売への展開についても気になるところ。

music.co.jp、bitmusicの音楽配信サービス開始から昨年のiTMSの日本上陸、自分でも音楽配信サービスを立ち上げ、ポータルサイトの音楽配信サービスの参入などの流れを見てきましたが、ナップスターとタワーレコードが、定額制という新しい流れを作り、それに多くのレコード会社が参加した事は大きな意味を持つのでは。

2006年09月21日


日本レコード協会が、携帯電話向けを含めた音楽配信の2006年8月度ダウンロードランキングと、配信開始日から集計日までのダウンロード数に応じたゴールドなどの認定を発表した。 レコ協、8月度音楽配信チャートを発表

月間ダウンロード数の1位は大塚愛の「ユメクイ」

2位は倖田來未の「I'll be there」

3位はSEAMOの「ルパン・ザ・ファイヤー」

認定は着うたでは100万ダウンロードで「ミリオン」
75万ダウンロード以上で「トリプル・プラチナ」
50万ダウンロードで「ダブル・プラチナ」

着うたフルならびにPC向けでは50万ダウンロード以上で「ダブル・プラチナ」
25万ダウンロード以上で「プラチナ」
10万ダウンロード以上で「ゴールド」とされています。

ちなみに着うたではAIの「Story」が2ミリオン(200万ダウンロード)を達成しているとの事。

配信数上位を占めるのは圧倒的に着うた、着うたフルで、
PC向けではゴールド(10万ダウンロード)に11曲が認定されているそうです。

これを見る限りでは、まだまだ着うたフル強しといった感じですね。

2006年09月20日


Sony Ericssonは9月19日、同社の携帯電話向けデジタル音楽配信サービス「M-BUZZ」を立ち上げると発表した。サービス開始は10月2日の予定。 Sony Ericsson、「M-BUZZ」でデジタル音楽配信市場に参入

M-BUZZは、アーティストやバンドを毎月人数限定で紹介し、楽曲を携帯電話にダウンロードできるようにするとの事。

M-BUZZはメジャーアーティストではなく、新人を中心に取り上げ、プロモーションと未来のスター育成の場を兼ねるという。

2006年09月16日


AppleのiPodに対抗するMicrosoft「Zune」の詳細がついに公開された。容量は30Gバイト、米国での発売は年末になる見通しだ。同時にiTunes Store対抗の音楽ストア「Zune Marketplace」を立ち上げる。 iPod対抗「Zune」の詳細が明らかに

Zuneの容量は30Gバイト、本体の色は黒、白、茶色の3色。米国での発売はクリスマスシーズンになるとの事。

Microsoftが立ち上げる「Zune Marketplace」から楽曲を購入、ダウンロードすることができます。

ファイル形式はオーディオがWMA、MP3、AAC、ビデオはWMV、MPEG-4、H.264、そして写真用にJPEGもサポートするとの事。

さて、どうなるZune?

2006年09月15日


今秋に定額制音楽配信の開始を計画しているナップスタージャパンが、新サービスに対応したプレーヤーと携帯電話の機種名を公表した。 ナップスタージャパン、対応プレーヤー・携帯電話を公表

ポータブルプレーヤーは東芝、日本ビクター、アイリバー・ジャパン、クリエイティブメディアの4社19機種との事。

今秋開始予定の新サービスは、PCソフトで再生する「Napster Basic。PC再生とプレーヤーへの転送に対応した「Napster To Go」の2つの定額制サービス。

そして、楽曲やアルバム単位で購入する「Napster a la carte」です。


■参考記事
ナップスター、定額制音楽配信の対応プレーヤーを発表
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060914/napster.htm

2006年09月12日


米国では圧倒的人気のiTunes Music Storeだが、日本でのシェアはおよそ5%。携帯電話ダウンロードに追いつくために、Appleはさまざまな手を講じている。(ロイター)

日本では「挑戦者」のiTMS、携帯電話に挑むという記事。

iTMSはシステムはすばらしいけど、邦楽が少ないのが気になります。

ソニーはMP3プレイヤーと連携した音楽配信サイトを運営しているので、簡単にはiTMSに楽曲を提供しなかった。

そのため、iTMSは洋楽などの音楽ファンには定着しても、ヒットチャートを追う世代にはなかなか定着しない気がします。

これらの楽曲の充実がポイントになるのではないかと思います。

日本ではほとんどのファンが携帯電話に音楽をダウンロードしており、多くの人はクレジットカードを使ってオンラインで楽曲を購入するのを好まない。

確かに代金は携帯電話の利用料と一緒に支払われる。すぐに簡単にできるし、別に音楽プレーヤーを持ち歩きたくないという声も聞かれます。

また、iPodとiTunesの使い方がわからないという人をよく見ます。機会が苦手な人は、手軽な携帯電話を利用すると思います。

狙うは3億2000万ドル規模(2005年時)の日本の携帯電話ダウンロード市場だ。その多くをオンラインダウンロードにシフトするかもしれない。世界携帯電話ダウンロード市場の約80%は日本が占めている。

iPodはヒットチャートに登場するシングル楽曲をまとめてダウンロードできて、その中で好きなアーティストのアルバムから好きな曲だけダウンロードできます。

ツタヤに行ってレンタルして、CDやMDに録音する時間を大幅に短縮してくれます。

その他にもPVや映画も見れて、ポッドキャストで英会話の勉強もできます。まさにマルチメディアに対応したプレイヤー。

価格も、上記画像のiPod shuffleなら7900円からとお買い得です。(新型 iPod shuffleは9,800円)

また、コンビニでiPodやiTMSプリペイドカードが購入できる手軽さは、少しずつ浸透していくのではないでしょうか。


■関連記事

1〜6月国内音楽配信、前年同期から74%増・247億円に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/22/news052.html

2006年09月06日


NTTコミュニケーションズおよびエフエム東京(TOKYO FM)は9月4日、TOKYO FMのラジオ番組において10月2日より「香るラジオ」企画を実施すると発表した。

音楽が香るラジオ始まる--NTTコムとTOKYO FMというCENT Japanの記事。

香るラジオでは、香り発生装置(「アロマジュール」)により、ラジオから流れる楽曲に合った香りを楽しめるという。

番組では、このレシピに基づいたブレンドの香料や、香り発生装置本体をリスナーにプレゼントすることで、「香るラジオ」のネットワークを広げていく。

なんとも不思議な企画ですが、第1弾アーティストには、川嶋あいが決定しているそうです。

2006年09月05日


米人気SNS「MySpace」の音楽ストアでは、レコード会社と契約していない約300万のインディーズ系アーティストの楽曲をコピープロテクトなしで販売する。

ついに、MySpaceが楽曲の有料販売を開始する。これは間違いなく、iTMSとiPodで楽曲を販売したいアーティストの、もう一つの流通場所として確立されると思う。

以前のエントリー支持される音楽系ソーシャルネットワーキングサイトとは?では、アメリカのウォルマートの中にあるCDショップが売れているのと同じ様に、mixiの様にユーザーが多数参加している中で音楽が聴けるなら人が集まると書きました。

MySpaceはすでに1億600万人のユーザーを世界中に抱え、親会社News Corp.の支援がある。インディーズアーティストの楽曲販売の場としては最適です。

皆、確かにiTMSとiPodの代替選択肢を求めている。MySpaceがその代替選択肢になれるだろう

MySpaceの創設者の1人クリス・デウォルフ氏はそう語っています。

昨日のエントリー、iTMSで音楽を配信する方法を掲載したところですが、iTMSでは楽曲を販売するまでにいろんな手間がかかります。

MySpaceではユーザー登録をして、楽曲をアップロードすれば簡単に楽曲が配信できます。アーティストからすれば、とてもありがたいサービスである事は間違いありません。

ちなみにMySpaceを利用すれば、世界中に楽曲販売が可能になります。これを読んでいただいているアーティストの方はこの機会にぜひご利用下さい。

2006年09月04日


MP3プレーヤー所有者のうち、iPodオーナーは49%に上るといいます。

PC向け音楽配信サイトの中で、携帯プレイヤーとの連携というスタイルを確立したiTMS。今回はiTMSに楽曲を登録する方法を簡単にまとめてみました。

なお、権利やお金が関係する事なので、よく検討し、利用の際は自己責任でお願い致します。

iTMSで楽曲を配信する場合は、2つの方法があります。

まず1つ目は、iTunesレーベル&ミュージックマーケッティングにて、アーティスト&レーベル登録の窓口があり、 「オンライン申込書に」から申請する方法です。

個人での申請も受け付けていますが、今のところは登録の混雑をさけるため、 レーベルなどを運営されている方を対象にしているようです。個人で申請した場合は、 次に紹介するアグリゲーターを通して下さいと連絡がくるとの事なので、アグリゲーターを検討してみましょう。

2つ目は、アグリゲーター(仲介業者)を通して登録するという方法です。こちらを利用すれば、アーティスト単位で申し込みが可能です。

アグリゲーターというのはiTMSにおける楽曲販売と使用料の管理、分配を行なっている仲介業者です。

日本のiTMSのアグリゲーターは今のところ数社。「ライツスケール」「ライエイド・レコーズ」が有名です。

日本第1号のアップル公認アグリゲーターであるライツスケールはBONNIE PINKなどの楽曲をアメリカのiTMSで発売した経緯があるとの事。

プライエイド・レコーズは、権利がクリアでISRC/JANコードが取得できるならば、個人でも契約できます。

ISRCとは、レコーディングの識別に利用される国際管理コード。楽曲の権利を明確にするときに用いられます。

SRCは音源制作者が付ける事になっているため、本人が申請する必要がありますので、 まずはご自身でISRCコードを取得する必要があります。

このiTMSで曲を配信するための条件であるISRCは「社団法人 日本レコード協会」で申請できます。


ISRCコードについて
http://isrcdb.jmd.ne.jp/

ISRCの概要
http://www.riaj.or.jp/all_info/isrc/index.html


それでは簡単に手順を紹介します。まずISRC取得に必要な手数料を振り込みます。一曲につき数百円程度です。

入金が確認されたらISRCコードはメールにて送られて来ます。

アグリゲーターによって違うと思いますが、 安いところではiTMSにて楽曲を配信する際の初期費用は数百円程度、維持費は無料との事。

楽曲がダウンロードされた際に、アグリゲーターやiTMSから手数料が引かれます。


■参考リンク

JANコードについて
http://www.dsri.jp/company/jan/index.htm

JASRAC
http://www.jasrac.or.jp/


インディーズレーベルでのデビューのプロモーションということで考えれば、 これほど効果的なものはないかもしれない。iTMSのトップサイトのど真ん中に大きく表示され、 膨大な人がダウンロードして聞いてくれるはずなのだから。


iTMS専用マスタリングでデビューするROCK 'A' TRENCHより

この様にプロモーションや流通面で魅力的なiTMSでの音楽配信。 これを読んでいただいているアーティストの皆さんも、 itunes Music Storeでの楽曲配信を一度検討してみてはいかがでしょうか。

2006年09月02日



Samsungの新しいMP3プレーヤーは本体前面をスライドさせるとスピーカーが現れるデザイン。音楽サービスはMusicNetと提携して200万曲以上を提供する。


Samsung、Apple対抗のMP3プレーヤーと音楽サービスを発表という記事によれば、ゆくゆくは欧州全体、そしてアジアにまで事業を拡大させていきたいとの事。

音楽プレーヤーの名前は「K5」。年内に発売されるとの事。FMラジオ、内蔵スピーカーを備えています。音楽サービスは「MusicNet」。


(MusicNetでは)主要レーベルおよび4万を超えるインディーズレーベルからライセンスを受けた楽曲200万曲以上を提供する。


iTMS対抗サービスといえば、Microsoftが「Zune」とう音楽プレーヤーを提供する計画を発表したところでした。サムスンはいずれ、アジアにも広げていきたいとの事なので、日本にもやってきそうです。

日本の場合はiTMS以上の楽曲数だったり、日本のレコード会社がこぞって参加すれば、「Zune」も「K5」も普及する可能性はありますね。

日本では邦楽が少なかったり、iTMSも完全に定着しているとは言えないので。でもそんな事が可能なのか?という気もします。

かなり先の話なので、なんとも言えませんがのんびり待ちましょう。デザインは黒板消しみたい。

2006年08月26日


ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が花盛りだ。日本最大のSNS「mixi」を運営する株式会社ミクシィはつい先日上場を発表し、登録会員数は実に600万人を突破した。日本のSNSとしては実質的にmixiの「一人勝ち」状態になっているが、こうしたmixi人気にあやかり、「SNS的機能」を搭載した音楽系のサービスがここにきて多数登場してきている。

【コラム】音楽系SNSにわかブームに見る「音楽への無理解」という記事で津田さんがコメントされている様に、2005年から2006年にかけて、音楽系のソーシャルネットワーキングサイトが多数登場しています。

インディーズ系音楽配信サイトの場合、アーティストにとってソーシャルネットワーキングサイトは、本当にありがたいシステムであり、音楽が配信できるうえ、リスナーを確保できて、メールも送れる。

うまく活用できれば、大きなプロモーションになります。

人気なのは、世界最大級の音楽系SNSである「MySpace」で、今後も成長していくものと思われます。

その他のサービスでは、エモ、ハードコア、パンク系に特化した「audioleaf」があります。アメリカで人気の「Purevolume」の様なエモ系やパンクに特化しているサイトです。


エモ、コア系ジャンルの音楽好きが集まる、という切り口で、登録アーティストの数も増えています。

Good 4 Nothing、Easy Gripが所属するKick Rock MUSICなど、パンク系を中心としたインディーズレーベルが多数参加しています。

デザイン、ユーザーインターフェイスにも優れていて、音楽が気軽に聴けるのが特徴。

またサイト内のアーティストの好きな楽曲を、自分のブログなどに自由に掲載出来るブログパーツを提供していて、Web2.0的なマーケティングが可能となります。

この様に、音楽配信サイトはいくつかありますが、運営はそう簡単にはいかない様で、音楽を配信したいアーティストの連日の参加が目立ちますが、純粋なインディーズリスナーはまだまだ少ない状況の様に思います。

音楽のCDなどは、単価と粗利が少なく、広告の単価も低いので、広告料をいただいて運営するには、相当なアクセスが必要になります。

その上、MySpaceといった大手サイトがあります。なので、その他のサービスは、なるべく大きく展開していかずに、小さな組織で運営していて、狭く深く掘り下げる様な、ニッチな切り口の所が残るのでは。


今後注目とされるLast.fmに関しては、徐々にネットラジオとしての機能を追加していくとの事なので、本来のサービスが提供されるまでは、mixiミュージックの様に好きなアーティストや楽曲の話題でコミュニケーションをとる事になります。

Web2.0時代の音楽配信サイトは、不特定多数のユーザーが参加して、音楽をアップロードして、コンテンツを形成します。リスナーがコメントを投稿して、そのコメントに誰かが反応して返信する。これらがすべてコンテンツになる。

一見、これらのコンテンツは自動的に形成されていくので魅力的ですが、実際のところ運営していくのは大変のようです。

まずコスト面では、音楽ファイルのため1曲で4MB程度が必要で、サーバー管理のコストがかかる。この点はYouTubeでも話題になりました。

そして収益面では「アクセスは増えたが……“口コミメディア”の悩み」という記事にもある様に、Web2.0的サイトでは、広告収入で運営されているが、クチコミ的サイトほど広告掲載のスポンサーがつきにくいという特徴があります。


SNSやブログ、「勝ち組・負け組」の分かれ目はというITmediaの記事では、mixiやMySpaceは開始当初から音楽関係のオピニオンリーダーとファンが多く集っていた特長があり、今の成功は音楽に関するオピニオンリーダーの存在が大きいという事が書かれています。

音楽配信サイトにおいて大切なのは、「自分達の音楽を少しでも多くの人に届けたいというアーティストの思いと、新しい良質の音楽と出会いたいというリスナーの思い」を、どうやって結びつけるかという事ではないでしょうか。

この難しい状況の中で、コストがかかる大容量サーバーを管理しつつ、アーティストの支援を一番に考え、大多数のアーティスト登録を継続して続けるMuzieや、ウェブの特性を活かし、次々と新しいサービスを提供するmF247にも注目ですね。

2006年08月22日


日本レコード協会は8月22日、会員42社の実績をまとめた今年1〜6月の有料音楽配信の売り上げが、前年同期比で74%増となる247億6158万円になったと発表した。ダウンロード回数は同62%増の1億7946万回だった。携帯電話向けの「着うた」「着うたフル」などに加え、PC向けも急成長している。 1〜6月国内音楽配信、前年同期から74%増・247億円に


携帯電話向けが、金額・回数とも全体のほぼ9割を占める中、PC向けは金額が24億8522万円・回数が1186万回。前年より金額で約3.6倍・回数で4.5倍と大幅に成長したとの事。

■インターネット・ダウンロード
24億8521万9000円 (+357%)

■モバイル
222億2274万2000円 (+62%)


今年は「着うた」「着うたフル」「PC向け音楽配信サイト」の成長が目立ちました。


フラッシュメモリベースのMP3プレーヤーの2005年の販売台数は1億4000万台。MP3プレーヤー所有者のうち、iPodオーナーは49%に上り、市場を支配するのは引き続きAppleだとIn-Statは予想している。
MP3プレーヤー市場、2010年には2億8600万台規模へ


PC向けに関しては、MP3プレーヤー所有者のうち、iPodオーナーは49%に上るといいます。


iPod対抗となるポータブルオーディオプレーヤー/ミュージックサーボビスを発売する計画であることを明らかにした。ブランド名は「Zune」とされており、ティザーサイト「ComingZune」やブログ「Zune Insider Blog」が開設されているが、詳細は不明だ。
Microsoft、iPod対抗は「Zune」


iTMS&iPodが圧倒的人気の中マイクロソフトがiPod対抗となるポータブルオーディオプレーヤー/ミュージックサーボビスを発売する計画であることを明らかにしており、今後のPC向け音楽配信サイトの行方が気になります。

2006年08月13日


うれしいことに、日本のどこを歩いていてもiPodを見ないことはありませんし、iTMSの登場によって、“iPodのエコシステム”が完成したと思っています。日本のユーザーにも、ワンクリックで非常に簡単に利用できるという使いやすさを高く評価してもらえていると想いますね。iTMS利用者の音楽への情熱は、音楽業界にも伝わっていると思います。その証拠に配信楽曲数もスタート時の100万曲から200万曲へ増えていますし、アーティスト/レーベル側からもiTMSへ参加したいという熱意を感じます。 iTMS開始1年、アップルは“ミュージックカンパニー”へ


とにかく、まずは音楽ダウンロードという体験をして欲しいと言う、クリス・ベル氏(iTunes プロダクト&ミュージック・マーケティング ディレクター)のインタビュー記事より

メジャー、インディーズ問わず、レーベルとの関係は良好との事。ソニー・ミュージックエンタテインメントの楽曲提供開始がいつになるのかが気になる所です。

2006年08月04日


オリコン動画のTOP20では、PVやナレーション付きで
最新の人気楽曲をチェック出来ます。

アーティストのインタビューなどが満載です。


オリコンヒットチャートをイチ早くチェック!
http://www.oricon.co.jp/tv/top20/
http://www.oricon.co.jp/tv/top40/


Yahoo!ミュージックのサウンドステーションでは、J-Popアーティストの楽曲が、無料で一曲まるごと聴けます。アーティスト特集では、数曲をシャッフルして試聴出来ます。

現在は、倖田來未特集です。
恋のつぼみ、Youなどの人気楽曲がフルで試聴出来ます。

一度再生をクリックすれば、ラジオとして次々と楽曲が流れるので、mixiなど他のサイトを見ながら音楽が聴けるので大変便利です。ぜひ一度お試しあれ。


Yahoo!ミュージックのサウンドステーション
http://station.music.yahoo.co.jp/

2006年08月01日


シリコンバレーのIT起業家の多くと同じように、Westergren氏もスタンフォード大学で学んだ。2005年にリリースされ、音楽市場調査会社のNielsen SoundScanに登録された新作CDは2万7000タイトルに及ぶが、そのうち売上高を計上したものは約5000タイトルにすぎない。そこで、Westergren氏は音楽の世界における中流階級的存在とでも呼ぶべき、なかなか光の当たらない楽曲を人々に紹介する方法を見つけなくてはならないという思いに駆られた。


Pandoraが商用サービスとして目指しているのは、それぞれの楽曲について、構成やベースライン、リズムなど400もの属性を分析し、体系化することだ。分析された楽曲やミュージシャンは分類され、ラテン、ジャズ、カントリー、ロック、ゴスペルといったジャンルの垣根を越えて「同類の音楽」を見つけることも可能となる。

ネットラジオサービスのPandora、「音楽の発見」を支援してファンが急増
http://japan.cnet.com/special/media/story/0,2000056936,20177967,00.htm


何曲も通して聴きたい場合や、ジャンルごとに新しい音楽との出会いを楽しみたい方にはぜひおすすめです。ちなみに会員登録は無料で、登録をしなければ、最初は数曲しか試聴出来ません。

アメリカのサービスで、洋楽中心ですが、この様なサービスが日本で開始されれば、ヒットチャート以外の、新しい音楽との出会いがもっと増えるんじゃないでしょうか。

今まで出会えなかったアーティストの音楽を、無料で試聴出来るため、埋もれていた名作のプロモーションとして期待出来そうです。


▼Pandora Internet Radio - Find New Music, Listen to Free Web Radio
http://www.pandora.com/

2006年07月31日


パーソナル化できるストリーミングサービスはすでにいくつか存在するが、PandoraではMusic Genome Projectから生まれたテクニックを利用している。同プロジェクトでは30人の音楽の専門家が5年以上の歳月をかけて、1万を超えるアーティストの30万曲以上を分析。アーティストのタイプ、歌詞、メロディ、ハーモニー、リズムなど細部にわたって分類し、楽曲を関連づける独自のルールを編み出した。

音楽の遺伝子を分析したストリーミングサービス「Pandora」
http://journal.mycom.co.jp/news/2005/08/30/101.html


試しにPandoraで「korn」と入れてみると、kornの楽曲に続いて、limpbizkitが流れます。そして、デフトーンズや、パパローチなどの楽曲が次々と配信されていきます。

次の曲を聴きたい場合は、スキップする事が出来ます。また、気に入った楽曲は保存して、後で試聴する事が出来ます。試してみた感じでは、とても使いやすいと感じました。

2006年07月26日


英国版Last.fmで一番の特徴だったネットラジオ機能については、秋からのサービス開始を予定しており、現時点では利用できない。ネットラジオ機能は専用ソフトを利用して、ユーザーのオススメリストなどを元に構築されたストリーミングによるラジオ番組を聴取可能な機能。


ネットラジオ機能の提供が遅れる理由について、エンタテイメント事業部 音楽サービス部、郡司部長は「レーベル各社との調整に時間がかかっているため。だが、Excite Music Storeを開始した時よりはスムーズに開始できそう」としている。(エキサイト、音楽コミュニティ「Last.fm」日本語版を開始 −ネットラジオ機能は秋から提供


英語版では、ユーザーが好きな楽曲を無料で楽しめるラジオサービスも展開している。7月25日時点で、日本語版にはこの機能はない。エキサイトは今後レコードレーベルと話し合いをすすめ、秋にもサービスを開始したい考えだ。「必ずしも売れ筋の楽曲が全部そろうわけではないが、Excite Music Storeを開始した時に比べれば、サービスへのハードルは低くなっている」と自信を見せた。 (“最後のFM局”Last.fmがついに日本上陸--ラジオサービスは秋開始に


日本でのメジャーアーティストの聞き放題サービスは、Yahoo!サウンドステーションなど、いくつかサービスがあります。iTMSが日本で開始された時もそうでしたが、日本の音楽業界の構造上、簡単には楽曲が揃わないのかも。

楽曲のプロモーションにもなるので、参加するアーティストやレコード会社に期待。特に大手レコード会社・レーベルの動きに注目しています。

2006年07月25日


Last.fmの日本版がサービスを開始しました。
エキサイトのサイトからも登録出来ます。

こちらの説明がわかりやすいので、こちらを参考にして下さい。

ちなみにラジオサービスは秋開始予定との事。レーベル各社との調整に時間がかかっているとの事。音楽が聴けないので、今はmixiミュージックの様な感じになっています。
正式に楽しめるのはまだ先ですね。


ラストエフエム × エキサイト
http://www.excite.co.jp/lastfm/

Last.fm 日本版
http://jp.last.fm/

2006年07月22日


▼きっかけはレーベルの悩みを解決する事

Last.fmの最高執行責任者である、Martin Stiksel氏のインタビュー記事です。
Last.fmを立ち上げたきっかけについてこう答えています。


Last.fmという形になる前は、もともと2つのプロジェクトでした。ひとつは、レコードレーベル側の悩みを解決するためのプロジェクト。レーベルは、みんなが知らない新人アーティストをどうやったらプロモーションできるか、悩んでいるんです。いくら良い音楽を作るアーティストでも、それを聞きたい人に届かなければ売れません。 (日本の音楽業界を変えるか--Last.fmが日本進出


▼アーティストのプロモーションの場として

Last.fmでは許諾の取れた楽曲はフルコーラスで、そうでない楽曲は30秒の試聴が可能になっており、ユーザーは許諾の取れた楽曲を組み合わせることでオリジナルのインターネットラジオ局を作ることも可能だ。Last.fmで1日に再生される楽曲数は1,000万曲にも上り、こうした自動的に音楽を推薦しあうLast.fmの仕組みは、「アーティストにとって楽曲のプロモーションという観点からも魅力がある」。 (「新たな音楽との出会いの場を」Last.fmのCOOが日本展開に向けて来日


▼音楽業界を変えるか

本家Last FMのイギリスと、日本の音楽産業構造は微妙に違う。 イギリスは小規模のインデペンデントレーベルが、「星の数ほど」ある。 大手レーベルも、その様なインデペンデントレーベルとうまーくやりながら、 アーティスト・楽曲の発掘を行っている。また、市場も本土だけでは金にならないので、 グローバルにマーケットを展開する様ビジネス設計されている。 (Last FMという音楽専門SNSが日本で成功するために)


「音楽業界を変える」ということについて、こちらのブログでも取り上げられていました。

個人的にはMySpace、Last.fm、Pandora、Yahoo!サウンドステーションなどの聴き放題サイトや、ソーシャルネットワーキングサイトに注目しています。

日本ではCDが売れていない事に関しては、楽曲の同質化や、テレビのタイアップ楽曲でなければ売れないサイクル、レンタルCDの利用、すぐにベスト版が出るリリースの仕組み、CCCDの使いにくさなど、いろんな媒体で様々な議論がされています。

CDが売れないというよりも、ヒットチャートを追いかける事から、自分好みの楽曲を探す方向へシフトしている様な気がします。

音楽ニーズはますます細分化されていて、Googleの登場で好きな音楽配信サイトから好みのアーティストを見つける事が出来る。

Googleはコンテンツを検索するのに適した検索エンジンの仕組みになっているので、MySpace、Last.fm、Amazon、音楽配信サイト、音楽情報サイトを簡単に検索する事が出来ます。

そして、iTMSや音楽配信サイトの登場で、楽曲単位で購入出来る様になり、試聴して好きな音楽だけを買い集める事が出来ます。

Yahoo!サウンドステーション、iTMS、MySpace、YouTube、GyaO、mF247など無料で音楽を聴いたり、ダウンロード出来るサイトも続々と登場しています。

CDというパッケージ商品が、流通の主だった頃に比べれば、デジタル音楽配信、着うたなどの流通経路が拡大しているため、流通経路が増えた事による影響もあると思います。

今回のLast.fmの日本進出や、MySpace、Amazon、pandoraなど、音楽を必要な人にダイレクトに届ける仕組みが、日本でもっと確立されれば、音楽の方向もさらに変わっていくのではないかと思います。

例えば、日本ではYahoo!のポータルサービス利用者が多いため、レコード会社がプロモーションに利用している、サウンドステーション。MySpaceの様なFLASHで聴き放題のソーシャルネットワーキングサイト。Last.fmの様なプレイリスト共有システム。好みの音楽が続けて試聴出来るサービスを提供するPandoraなどの行方に注目しています。

アーティストの音楽を本当に必要としてくれる人に、ダイレクトに届ける。そんな新しいサービスの登場を、今後とも期待したいと思います。

2006年07月18日


これまで新しい音楽を探すには、レコード屋で試聴したり、ツタヤを利用したり、GoogleやiTMS、Amazonで検索するなどの方法がありますが、音楽の好みが近い友達にすすめられて聴いた音楽が一番よかった、という経験は多いのではないでしょうか。

そんな中、イギリスで人気のソーシャルネットワーキングサイトである「Last.fm」が日本に進出するとの動きがあります。


日本進出は、同社の海外展開第1弾。エキサイトと提携して7月中旬から始める。日本には音楽ファンが多く、音楽プロダクションがたくさんある。埋もれているすばらしい楽曲も多いと、日本市場に期待をかける。4700万曲以上の英語版データに、日本語楽曲を加えていく。エキサイトのIDで利用できるようにするほか、国内のISPなどにシステムやAPIを提供する。
“俺ラジオ”作れる「Last.fm」が日本進出


Last.fmは、楽曲再生リストを中心にしたソーシャルネットワーキングサイトで、ユーザーは約200万人。専用アプリケーションで自分が再生した楽曲リストをネット上に送信・共有出来ます。

Last.fmの語源は「音楽好きが最後に行き着くFMステーション」という意味との事。文字通り、音楽好きへのアプローチが他のサイトとは少し違います。

mixiが「mixiミュージック」というサービスを開始しており、こちらはiTunesで再生した楽曲情報を登録していく仕組み。しかし、どちらかというと友達探しを活性化させるサービスの一つという位置づけの様です。

その他にも「音ログ」などのサービスもありますが、Last.fmの特徴は、音楽の好みが近いユーザーと友達になれて、音楽を教え合う事で仲良くなれるなど、音楽専門のSNSというアプローチです。

例えば、Last.fmでは宇多田ヒカルの曲を聴いている人が、他にどんなアーティストの曲を聴いているかというリストが表示されます。好みが近い友達のプレイリストを共有する事で、新しく好きな音楽に出会う事が出来ます。

つまり、ファン達と音楽を共有し、情報交換する事で仲良くなれ、いつでも新しい音楽に出会える。普段では出会えない、好みの近い人達と知識を深め合う。そんな音楽でつながるソーシャルネットワーキングサービスです。

2006年07月11日


好みの曲をどうやって探すか。「色」や「キーワード」で感性的に検索できるようにした「monstar.fm」がβオープンした。モンスター・ラボは7月7日、インディーズを中心に楽曲を検索・購入できるサイト「monstar.fm」のβ版をオープンした。楽曲のイメージを例えた色や言葉で感性的に検索できるのが特徴だ。


インディーズ系音楽配信サイト「monstar.fm」のβ版がオープンしました。

「色」や「キーワード」で音楽を表現するという、Web2.0的なタグ検索システムです。
人の価値観は様々。特に音楽においては個人の好みはテキスト文字で表現するのは難しい部分もありますが、注目すべきは、FLASHによる試聴システムの使い勝手の良さです。

次々に楽曲がランダムで試聴出来ます。FLASHがなければ実現しなかったというこのサイトは、FLASHの可能性をさらに見つめ直すいい機会になりました。

MySpace、mF247、Last.fm、audioleafなどの様に、FLASHで試聴し放題なサイトがまた一つ増えました。メジャーアーティストの楽曲を配信する、こういうFLASHシステムがあればおもしろいですね。

2006年07月05日


「楽曲を1曲丸ごと配信可能な「着うたフル」配信サービスをボーダフォンユーザー対象に開始。配信曲数は約1,200曲で、現在mF247で聴くことができる全曲が対象。ほとんどの楽曲は無料でダウンロードできるが、全体の10%にあたる曲は1曲158円の有料配信となる。他キャリアでの着うたフル配信は、ドコモが今秋予定、auは未定となっている。」 (impress


「mF247」が新サービスとして携帯電話での「着うた」配信を開始しました。
現時点では全1,200曲の9割を無料配信するそうです。
PCでの音楽配信に加え、この着うた配信サービスは強力なコンテンツになりそうです。

また個人的に注目しているのは、アーティストのホームページやブログ、
ファンへのメール配信などのコミュニティサービスが開始されるという点です。

次々と新サービスを開始しているmF247。
まだまだウェブの特性を活かしたサービスが登場しそうです。
当ブログでもmF247に関する記事の執筆がまだまだ続きそうな気配。

現在は利益よりも、人が集まる事に力を注いでいている様なので、
今後のサービスにも注目です。次々に挑戦していく姿勢は見習いたい物です。

2006年07月01日


「ルパート・マードック氏と孫正義氏が再びタッグを組み、米国で人気ナンバー1のSNSを日本で提供するとアナリストが報告している。」(ロイター)


MySpaceは世界一の規模を誇るSNS。
日本ではmixiが登録ユーザー400万人で大手ですが、
世界では圧倒的にMySpaceが人気。登録メンバーは7500万人をかかえる音楽系のSNS。

アメリカと同じく、日本でも音楽配信サイト、SNS業界の勢力図を塗りかえるか。

MySpace News Watch Japan
http://webongaku.com/myspace/

2006年06月26日


当ブログでも様々な音楽配信サイトを紹介していきたいと思っているのですが、続々と登場する音楽配信サービス。

一体どのサイトがおもしろいの!?と思っている方も多いと思います。グーグルで検索して一つずつ見て回るには時間がかかりすぎます。

そこで人気のある音楽配信サイトを厳選して紹介しているのが「人気音楽配信サイト検索 Musity」です。

こちらでは大手音楽配信サイトや音楽系SNSなどあらゆる音楽配信サイトが大集結しています。ここから好きなアーティストの楽曲を見つけて試聴しまくってみてはいかがでしょうか。

音楽系サイトを運営している方は、リンクサーチにも登録出来ます。音楽素材やインディーズアーティストも登録出来ますので、ぜひ利用してみて下さい。

アメリカではショッピングモールの中にあるCDストアが人気です。ネットの世界でもmixiなどの人が集まる場所からは大きなアクセスがあります。この様に人が集まるであろう場所に自分達のサイトを掲載する事もアクセスアップの重要な要素ではないでしょうか。


人気音楽配信サイト検索 Musity
http://mu-sity.com/


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