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音楽業界の活性化はインディーズから (2/1)

2006年09月23日



音楽業界は当時すでにもう硬直を始めていて、テレビドラマのタイアップなどを仕掛けなければ売れないと言われていた。リスナーの間でクチコミで広がって売れ始めるなんていう曲は、ほとんど出てこなくなっていた。 そうなると新しい曲を売り出すためにはタイアップに走るしかなく、そしてタイアップを取り仕切っているのは大手レコード会社やテレビ局、広告代理店といった『真ん中』を押さえている人たちだ。 この『真ん中』の人の協力を得ない限り、音楽を世に出すことができない――そういう時代になってしまった

これはmF247の丸山茂雄さんが考えた「焼きそば屋的Web2.0ビジネス」(上)というITmediaの記事です。mF247を立ち上げた丸山さんの運営にいたるまでの経緯や考え方、そして未来の収益モデルが紹介されています。

1980年代にEPICが若者の音楽のシンボルとなった当時、旧来のレコード会社の流れに対するアンチテーゼが、EPICソニーレコードだったという。丸山さんはそこでライブハウス戦略を採り、ライブハウス出身の若いミュージシャンらを売り出した。

ところが、そうやってライブハウスからクチコミでバンドやミュージシャンを売り出していく新たなモデルが確立されると、多くのレコード会社やテレビ局、広告代理店などが、一斉にむらがったという。

バンドブームで盛り上がり、テレビでバラエティー番組がヒットすることによって、「バンドを若者のリスナーたちが選ぶ」という新たなモデルが権威化してしまう。

そこではクライアントに気に入られて、視聴率がきちんと取れればいいとしか考えず、新しいミュージシャンを育てる義務もない。

冒険しないで売れているミュージシャンを出演させればそれでいい。そうして負のスパイラルにはまり込んだまま現在に至る。

そもそも、レコード会社とはいったい何?

SMEが「bitmusic」で曲の有料音楽配信を開始した時、丸山さんが真剣に悩んだのはその深遠な命題だったという。

インターネットの登場によって、レコード会社の意味は変わってきているのではないのか?そう考えるようになる。

>> 次回へ続く

 
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