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2006年09月23日


それまでのレコードでは外部の企業から外販を依頼されても、「5000枚以上でなければ製造は請け負わない」と突っぱねるなど殿様商売を行っていたのだが、その独占状態がなくなり、アマチュアのミュージシャンであっても小ロットで音楽CDをプレスすることが可能になってしまった。 mF247の丸山茂雄さんが考えた「焼きそば屋的Web2.0ビジネス」(下) (1/2)より

記事によれば、ウェブ進化論の著者である梅田望夫さんの「不特定多数の無限大の人々とのつながりを持つためのコストがほぼゼロになった」という言葉が、mF247を立ち上げる際に丸山さんを著しくインスパイアしたという。

ウェブの進化により不特定多数のリスナーにダイレクトに音楽を提供するコストが劇的に低下。レコード会社は大きく変容させられる状況になる。

それを丸山さんは、梅田さんの言葉から感じ取ったという。

2005年の夏に新会社の設立をきめ、2005年の12月にmF247がオープンした。

mF247は、新人アーティストの楽曲の試聴はもちろん、ダウンロードも無料という音楽配信サイト。フラワーカンパニーや、小室哲哉(DJ)さんらも参加して話題になる。

次々とウェブの特性を活かしたサービスを立ち上げ、アクセス数も順調にのびているという。

ただし、収益にはつながらないビジネスモデルで、mF247に曲をアップロードしたいアーティストの1万2000円の審査料は、一定レベルのミュージシャンを確保するためのフィルタリング装置のようなもの。

それで収益が上がるわけではなく、バナー広告も掲載されておらず、売り上げは出ないという。

mF247のシステムを見れば、サーバー代金、デザイナーへのデザイン料、運営、開発にかかる人件費など、収益がなければ、運営にも資金がかかるため、当然ながら継続して運営する事が難しくなる。

一般的にこれらのサイトでは、アクセス数を上げて広告を募集して、広告費で運営するのが一般的。その他にも例えばmixiではプレミアム会員(有料会員)から収益を上げているが、まず有料会員は考えにくい。

これまでネットのニュースを追いかけてみても、ウェブでの収益モデル構築は各社も悩んでいる状況です。特にWeb2.0的とされる企業や動画、音楽、クチコミサイトの収益モデルはまだ手さぐり状態。

そんな状況の中、mF247では「焼きそば屋的ビジネス」を考えているという。

これは、代々木公園の歩行者天国で、バンドが演奏しているが、バンドはまったく儲かっていないけれど、その横で商売している焼きそば屋とかホットドッグ屋が一番儲かっているという所に目をつけた、サブコンテンツで儲ける仕組みの事。

つまりアーティストのサブコンテンツで収益を上げていこうというものです。

mF247でユーザーから支持されれば、レコード会社や所属プロダクションが必要になる。それを音楽業界の専門家がスタッフに集まっているmF247で担おうという事。

「いまのようなタイアップだけで音楽が売れるという時代はやがて終わりになって、コンサートで聴くのが当たり前になり、再びモーツァルトの時代のようになるのではないか」と丸山さんは言う。

ライブやイベントで、Tシャツ、CD、キャラクターグッズを売るようなビジネスが増え、そこでプロダクション、媒体の機能を持つ組織が必要になる。それがmF247の未来像だという。

「必死で作ったものを、必死で聴く文化はなくなってきている」と丸山さんは言う。「そんな時代において、音楽をちゃんと聴こうと思ったら、ライブで聴くしかなっていく。 ライブハウスでネットや雑誌を読んでいる人はいないからね。真剣に聴いて没入していなければ感動もできない、そういう場がライブ。だから感動したいと思っている人は、これからはライブに足を運ぶようになる」

そこで、サブコンテンツで収益を上げられる可能性があると丸山さんは考えているという。

これはレーベルならではのビジネスモデル。音楽配信サイトをメディアとし、そこでアーティストを集めて、反響の多いアーティストのCD制作を支援し、マネージメント契約をする。

この流れが定着すれば、各レコード会社やレーベルも自社運営の音楽配信サイトをどんどん立ち上げる。
これにより、アーティストがネットからデビューするきっかけが増えていく事になりそうです。

リスナーとすれば、単純に気に入ったアーティストを支援する事で、アーティストと同じ夢を見ることも可能になります。

「音楽業界の活性化はインディーズから」

今後は音楽配信サイト型(SNS)インディーズレーベルが音楽業界を盛り上げる原動力になるのではないでしょうか。


音楽業界は当時すでにもう硬直を始めていて、テレビドラマのタイアップなどを仕掛けなければ売れないと言われていた。リスナーの間でクチコミで広がって売れ始めるなんていう曲は、ほとんど出てこなくなっていた。 そうなると新しい曲を売り出すためにはタイアップに走るしかなく、そしてタイアップを取り仕切っているのは大手レコード会社やテレビ局、広告代理店といった『真ん中』を押さえている人たちだ。 この『真ん中』の人の協力を得ない限り、音楽を世に出すことができない――そういう時代になってしまった

これはmF247の丸山茂雄さんが考えた「焼きそば屋的Web2.0ビジネス」(上)というITmediaの記事です。mF247を立ち上げた丸山さんの運営にいたるまでの経緯や考え方、そして未来の収益モデルが紹介されています。

1980年代にEPICが若者の音楽のシンボルとなった当時、旧来のレコード会社の流れに対するアンチテーゼが、EPICソニーレコードだったという。丸山さんはそこでライブハウス戦略を採り、ライブハウス出身の若いミュージシャンらを売り出した。

ところが、そうやってライブハウスからクチコミでバンドやミュージシャンを売り出していく新たなモデルが確立されると、多くのレコード会社やテレビ局、広告代理店などが、一斉にむらがったという。

バンドブームで盛り上がり、テレビでバラエティー番組がヒットすることによって、「バンドを若者のリスナーたちが選ぶ」という新たなモデルが権威化してしまう。

そこではクライアントに気に入られて、視聴率がきちんと取れればいいとしか考えず、新しいミュージシャンを育てる義務もない。

冒険しないで売れているミュージシャンを出演させればそれでいい。そうして負のスパイラルにはまり込んだまま現在に至る。

そもそも、レコード会社とはいったい何?

SMEが「bitmusic」で曲の有料音楽配信を開始した時、丸山さんが真剣に悩んだのはその深遠な命題だったという。

インターネットの登場によって、レコード会社の意味は変わってきているのではないのか?そう考えるようになる。

>> 次回へ続く

2006年09月14日


個人が自分で作った楽曲を配信できるインターネットサイトが続々と登場している。アマチュア音楽家にとっては、より多くの人に試聴してもらえる機会が増えるうえ、ネットの利用者も無名のミュージシャンを発掘し、応援する楽しみが味わえる。 ネットで楽曲配信、無名歌手を発掘・応援

新人アーティストの楽曲をネットで配信して、反応を見た上でデビューさせる手法が定着しつつあるという記事。

ソニー・ミュージックエンタテインメントの場合は、ネットで携帯電話端末のCMに出演するアーティストのオーディションを行っているという。

そして30組程度を楽曲をサイトで配信し、一般視聴者に審査してもらうというシステムです。

また、ユニバーサルミュージックはネット配信専門レーベル「イーサム・レコード」を設立。一般のアーティストの中から楽曲を募集し、「着うたフル」などで配信しています。

最近では配信で人気を集めた「ユハラユキ」がCDデビューを果たしているとの事。

まだネットからヒットは生まれていませんが、たくさんある音楽配信サイトに登録していれば、これらの担当者から参加しませんか?というお誘いメールが来る可能性があります。

今後はiTMSなどの音楽配信システム利用者が増えるにつれ、ネットでの音楽視聴が定着すれば、ネットからデビューが加熱する可能性もあるのではないでしょうか。

2006年09月05日


米人気SNS「MySpace」の音楽ストアでは、レコード会社と契約していない約300万のインディーズ系アーティストの楽曲をコピープロテクトなしで販売する。

ついに、MySpaceが楽曲の有料販売を開始する。これは間違いなく、iTMSとiPodで楽曲を販売したいアーティストの、もう一つの流通場所として確立されると思う。

以前のエントリー支持される音楽系ソーシャルネットワーキングサイトとは?では、アメリカのウォルマートの中にあるCDショップが売れているのと同じ様に、mixiの様にユーザーが多数参加している中で音楽が聴けるなら人が集まると書きました。

MySpaceはすでに1億600万人のユーザーを世界中に抱え、親会社News Corp.の支援がある。インディーズアーティストの楽曲販売の場としては最適です。

皆、確かにiTMSとiPodの代替選択肢を求めている。MySpaceがその代替選択肢になれるだろう

MySpaceの創設者の1人クリス・デウォルフ氏はそう語っています。

昨日のエントリー、iTMSで音楽を配信する方法を掲載したところですが、iTMSでは楽曲を販売するまでにいろんな手間がかかります。

MySpaceではユーザー登録をして、楽曲をアップロードすれば簡単に楽曲が配信できます。アーティストからすれば、とてもありがたいサービスである事は間違いありません。

ちなみにMySpaceを利用すれば、世界中に楽曲販売が可能になります。これを読んでいただいているアーティストの方はこの機会にぜひご利用下さい。

2006年08月26日


ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が花盛りだ。日本最大のSNS「mixi」を運営する株式会社ミクシィはつい先日上場を発表し、登録会員数は実に600万人を突破した。日本のSNSとしては実質的にmixiの「一人勝ち」状態になっているが、こうしたmixi人気にあやかり、「SNS的機能」を搭載した音楽系のサービスがここにきて多数登場してきている。

【コラム】音楽系SNSにわかブームに見る「音楽への無理解」という記事で津田さんがコメントされている様に、2005年から2006年にかけて、音楽系のソーシャルネットワーキングサイトが多数登場しています。

インディーズ系音楽配信サイトの場合、アーティストにとってソーシャルネットワーキングサイトは、本当にありがたいシステムであり、音楽が配信できるうえ、リスナーを確保できて、メールも送れる。

うまく活用できれば、大きなプロモーションになります。

人気なのは、世界最大級の音楽系SNSである「MySpace」で、今後も成長していくものと思われます。

その他のサービスでは、エモ、ハードコア、パンク系に特化した「audioleaf」があります。アメリカで人気の「Purevolume」の様なエモ系やパンクに特化しているサイトです。


エモ、コア系ジャンルの音楽好きが集まる、という切り口で、登録アーティストの数も増えています。

Good 4 Nothing、Easy Gripが所属するKick Rock MUSICなど、パンク系を中心としたインディーズレーベルが多数参加しています。

デザイン、ユーザーインターフェイスにも優れていて、音楽が気軽に聴けるのが特徴。

またサイト内のアーティストの好きな楽曲を、自分のブログなどに自由に掲載出来るブログパーツを提供していて、Web2.0的なマーケティングが可能となります。

この様に、音楽配信サイトはいくつかありますが、運営はそう簡単にはいかない様で、音楽を配信したいアーティストの連日の参加が目立ちますが、純粋なインディーズリスナーはまだまだ少ない状況の様に思います。

音楽のCDなどは、単価と粗利が少なく、広告の単価も低いので、広告料をいただいて運営するには、相当なアクセスが必要になります。

その上、MySpaceといった大手サイトがあります。なので、その他のサービスは、なるべく大きく展開していかずに、小さな組織で運営していて、狭く深く掘り下げる様な、ニッチな切り口の所が残るのでは。


今後注目とされるLast.fmに関しては、徐々にネットラジオとしての機能を追加していくとの事なので、本来のサービスが提供されるまでは、mixiミュージックの様に好きなアーティストや楽曲の話題でコミュニケーションをとる事になります。

Web2.0時代の音楽配信サイトは、不特定多数のユーザーが参加して、音楽をアップロードして、コンテンツを形成します。リスナーがコメントを投稿して、そのコメントに誰かが反応して返信する。これらがすべてコンテンツになる。

一見、これらのコンテンツは自動的に形成されていくので魅力的ですが、実際のところ運営していくのは大変のようです。

まずコスト面では、音楽ファイルのため1曲で4MB程度が必要で、サーバー管理のコストがかかる。この点はYouTubeでも話題になりました。

そして収益面では「アクセスは増えたが……“口コミメディア”の悩み」という記事にもある様に、Web2.0的サイトでは、広告収入で運営されているが、クチコミ的サイトほど広告掲載のスポンサーがつきにくいという特徴があります。


SNSやブログ、「勝ち組・負け組」の分かれ目はというITmediaの記事では、mixiやMySpaceは開始当初から音楽関係のオピニオンリーダーとファンが多く集っていた特長があり、今の成功は音楽に関するオピニオンリーダーの存在が大きいという事が書かれています。

音楽配信サイトにおいて大切なのは、「自分達の音楽を少しでも多くの人に届けたいというアーティストの思いと、新しい良質の音楽と出会いたいというリスナーの思い」を、どうやって結びつけるかという事ではないでしょうか。

この難しい状況の中で、コストがかかる大容量サーバーを管理しつつ、アーティストの支援を一番に考え、大多数のアーティスト登録を継続して続けるMuzieや、ウェブの特性を活かし、次々と新しいサービスを提供するmF247にも注目ですね。

2006年08月24日



「インディーズバンド活動Navigator」は、インディーズ&メジャーでのCDデビューへの道のりに役立つインディーズバンド活動情報サイトです。

作曲の方法、自主制作CDの作り方、レコーディング、MP3で音楽を配信する方法、各種オーディション情報などが満載です。バンド活動をされている方はこちらのサイトをぜひ参考にしてみて下さい。


インディーズバンド活動Navigator
http://www.is-terminal.com/

2006年08月22日


日本レコード協会は8月22日、会員42社の実績をまとめた今年1〜6月の有料音楽配信の売り上げが、前年同期比で74%増となる247億6158万円になったと発表した。ダウンロード回数は同62%増の1億7946万回だった。携帯電話向けの「着うた」「着うたフル」などに加え、PC向けも急成長している。 1〜6月国内音楽配信、前年同期から74%増・247億円に


携帯電話向けが、金額・回数とも全体のほぼ9割を占める中、PC向けは金額が24億8522万円・回数が1186万回。前年より金額で約3.6倍・回数で4.5倍と大幅に成長したとの事。

■インターネット・ダウンロード
24億8521万9000円 (+357%)

■モバイル
222億2274万2000円 (+62%)


今年は「着うた」「着うたフル」「PC向け音楽配信サイト」の成長が目立ちました。


フラッシュメモリベースのMP3プレーヤーの2005年の販売台数は1億4000万台。MP3プレーヤー所有者のうち、iPodオーナーは49%に上り、市場を支配するのは引き続きAppleだとIn-Statは予想している。
MP3プレーヤー市場、2010年には2億8600万台規模へ


PC向けに関しては、MP3プレーヤー所有者のうち、iPodオーナーは49%に上るといいます。


iPod対抗となるポータブルオーディオプレーヤー/ミュージックサーボビスを発売する計画であることを明らかにした。ブランド名は「Zune」とされており、ティザーサイト「ComingZune」やブログ「Zune Insider Blog」が開設されているが、詳細は不明だ。
Microsoft、iPod対抗は「Zune」


iTMS&iPodが圧倒的人気の中マイクロソフトがiPod対抗となるポータブルオーディオプレーヤー/ミュージックサーボビスを発売する計画であることを明らかにしており、今後のPC向け音楽配信サイトの行方が気になります。

2006年07月11日


好みの曲をどうやって探すか。「色」や「キーワード」で感性的に検索できるようにした「monstar.fm」がβオープンした。モンスター・ラボは7月7日、インディーズを中心に楽曲を検索・購入できるサイト「monstar.fm」のβ版をオープンした。楽曲のイメージを例えた色や言葉で感性的に検索できるのが特徴だ。


インディーズ系音楽配信サイト「monstar.fm」のβ版がオープンしました。

「色」や「キーワード」で音楽を表現するという、Web2.0的なタグ検索システムです。
人の価値観は様々。特に音楽においては個人の好みはテキスト文字で表現するのは難しい部分もありますが、注目すべきは、FLASHによる試聴システムの使い勝手の良さです。

次々に楽曲がランダムで試聴出来ます。FLASHがなければ実現しなかったというこのサイトは、FLASHの可能性をさらに見つめ直すいい機会になりました。

MySpace、mF247、Last.fm、audioleafなどの様に、FLASHで試聴し放題なサイトがまた一つ増えました。メジャーアーティストの楽曲を配信する、こういうFLASHシステムがあればおもしろいですね。

2006年07月05日


「楽曲を1曲丸ごと配信可能な「着うたフル」配信サービスをボーダフォンユーザー対象に開始。配信曲数は約1,200曲で、現在mF247で聴くことができる全曲が対象。ほとんどの楽曲は無料でダウンロードできるが、全体の10%にあたる曲は1曲158円の有料配信となる。他キャリアでの着うたフル配信は、ドコモが今秋予定、auは未定となっている。」 (impress


「mF247」が新サービスとして携帯電話での「着うた」配信を開始しました。
現時点では全1,200曲の9割を無料配信するそうです。
PCでの音楽配信に加え、この着うた配信サービスは強力なコンテンツになりそうです。

また個人的に注目しているのは、アーティストのホームページやブログ、
ファンへのメール配信などのコミュニティサービスが開始されるという点です。

次々と新サービスを開始しているmF247。
まだまだウェブの特性を活かしたサービスが登場しそうです。
当ブログでもmF247に関する記事の執筆がまだまだ続きそうな気配。

現在は利益よりも、人が集まる事に力を注いでいている様なので、
今後のサービスにも注目です。次々に挑戦していく姿勢は見習いたい物です。

2006年07月01日


「ルパート・マードック氏と孫正義氏が再びタッグを組み、米国で人気ナンバー1のSNSを日本で提供するとアナリストが報告している。」(ロイター)


MySpaceは世界一の規模を誇るSNS。
日本ではmixiが登録ユーザー400万人で大手ですが、
世界では圧倒的にMySpaceが人気。登録メンバーは7500万人をかかえる音楽系のSNS。

アメリカと同じく、日本でも音楽配信サイト、SNS業界の勢力図を塗りかえるか。

MySpace News Watch Japan
http://webongaku.com/myspace/

2006年06月29日


「miXtapes」は、好きな楽曲を集めた、いわゆる"オリジナルカセットテープ"をWeb上で作成できるサービス。テーマを決めて「mF247」で収集、ダウンロードした楽曲を、仮想カセットテープの「A面」「B面」ごとに、好きな曲順で収録することができる。 (MYCOMジャーナル)


音楽プロデューサー・小室哲哉氏が「DJ TK」の名で音楽を配信していて、驚かせていただいたmF247の新サービスです。

今回の「miXtapes」というサービスでは、作成した「miXtapes」は「mF247」上で公開したり、メールで友人に送ったりする事が出来ます。実際のカセットテープのような、アナログテイストな感覚を楽しむことが出来るとの事です。音楽を共有して楽しめるシステム。今後はこうした音楽の共有サービスに注目です。

2006年06月23日


まず始めに紹介したいサイトは「に・よん・なな・みゅーじっく」が運営する「mF247」という音楽配信サイトです。

代表は元ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役社長の丸山茂雄さんです。音楽業界の最先端で活躍されている方が、新しくウェブの未来を予測してプロデュースされている様に思います。

新人アーティストや沖縄のアーティストからベテランまで今まであまり知られていないアーティストにスポットを当てて音楽を配信しているサイトです。

ただの音楽配信サイトではなく、新しいインディーズ音楽配信の仕組みを作り出そうとしている様に思います。

梅田望夫さんのベストセラー著書「ウェブ進化論」にも登場しています。

配信しているファイルの形式はMP3。
つまり、プロテクト無しのファイル形式で、一般に普及していて軽さが特徴のMP3ファイルを配信しているので、自由にCD-RやiPodなどの携帯オーディオプレイヤーにも取り込めます。

ただアーティストに音楽配信の場を提供しているサイトではなく、たくさんの中から厳選された質の高いアーティストを紹介する。今後はこうした考え方に注目です。


mF247
https://www.mf247.jp/view/index.php


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