mixiの月間PVは、Yahoo! JAPANに次いで2位となる77億PV(ネットレイティングス調べ)で、そのうち携帯電話向けの「mixiモバイル」の月間PVが約13億。最近ではモバイルのほうがPCよりもPVの伸びが活発だという。
ミクシィ笠原氏「mixiはYahoo!と並ぶ存在に」。世界展開も視野
mixiの広告展開についておもしろい記事があったので紹介します。
まずmixiの収益は、広告と有料サービスの「mixiプレミアム」の2つになります。そのほとんどが広告による収益のようです。
気になったのが、ユーザーやコミュニティページにあわせたターゲッティング広告も展開している点です。社長の笠原さんが言うには「自分のプロフィールを変更すると表示される広告も変わる」そうで、「ターゲッティング広告によって、その人に必要な広告を見せていきたい」と話しています。
自分の場合は今まではログインすれば、美容関係などあまり関係のない広告が表示されていましたが、これからは音楽に近い広告が表示されることになりそうです。
またmixiには40から50近い公認コミュニティなるものがあり、クチコミ広告も展開しているとの事。
そして一番おもしろいと思ったのが、ファイブミニやスカパーなど企業による公認コミュニティのキャンペーン効果です。
体内の毒素を追い出す「デトックス」という新たなコンセプトで展開を図ったファイブミニのプロモーション事例では、コミュニティのPVは多いときで5,000〜6,000、平均で4,000近くまで増加したそうです。
担当者は「ターゲットが絞られている時、mixiコミュニティのマーケティング活用は効果的」との評価を示しています。
さらにスカパー・マーケティング担当の河口氏は、2006年のワールドカップを応援する「集え!12番目の選手たち」というコミュニティを開設し、mixiのトピック書き込み数で最多記録となる9,900件を達成しました。
しかもコミュニティ参加速度、トピック書き込み速度もmixiで最速を記録したそうです。
河口氏はmixi公認コミュニティの効果について「リアルでの実体験もつなげればさらに盛り上がる可能性もあるだろう」と語っています。
ネット広告ではキャンペーンなどでユーザーに参加してもらう事が大事とされているため、日本最大のクチコミサイトであるmixiの公認コミュニティによる広告キャンペーンはとても効果的のようです。