mF247、ニコ動と連携開始!ひろゆき氏と丸山氏の戦略とは
2009年03月26日
mF247がニコニコ動画と連携してサービスを開始しました。mF247の生みの親である、丸山さんと、ニコニコ動画の生みの親のひろゆき氏のタッグで注目されています。
ひろゆき氏のmF247の成長戦略は、ニコニコ動画、ドワンゴ(着うた)との連携と、楽曲の着うたやCD化、カラオケ配信や、アーティストグッズ販売のお手伝いなどで収益化していく考えなんだそうです。
丸山さんは、サイト運営はひろゆき氏に任せて、アーティストとの折衝や楽曲の審査などを担当するというように、それぞれの専門分野に集中するという形をとるようです。
コストに関しては、サーバ費用は月額2万円に抑えたんだとか。ニコニコ動画の1万分の1のコストなんだそうで、ニコニコ動画は2億円なんですね。
このコスト削減なんですが、僕が2005年から運営している音楽配信サイト「Indies Sound Terminal」も実は同じサーバーです。奇遇ですね(笑)
ネットサービスでの成長戦略では、ブランドとの提携で相乗効果をいかす、部分的ニーズを満たして専門化する、職人のこだわり商品を開発、新技術の導入、シリーズ化、イベント化などの戦略で第2成長カーブを描くなどの戦略があります。
売上アップでは、単価のアップ、購入量アップ、リピート戦略、広告・宣伝による露出アップ。
コスト対策では、コスト削減(人件費、固定費、システム費削減)などがあります。
個人的な考えなんですが、少なくとも、アクセス数を考えると、広告収入だけで、サーバ費用である年額24万円の回収はできそうです。
あとは人件費やシステムなどの費用などの回収ですね。でも、有料会員サービス、トップページ掲載で月額いくらとか掲載料サービス。
そしてお2人が話されているような、CD販売、着うた販売、カラオケ配信、グッズ販売などで黒字化は実現しそうですね。
以前は有料登録アーティストの厳選という方針でしたが、今回は審査を緩くするそうで、アーティスト数を増やすロングテールな戦略をとるようです。
ニコニコ動画でも宣伝出来るし、ドワンゴさんで着うた配信というのもありそうですね。ニコニコ動画でのPV&ライブ動画や、初音ミク、ドワンゴ(着うた)との相乗効果で、登録アーティストが増えるのでは。以前のmf247とはまったく別のサービスになりそうな感じ。
ただし、音楽をしながら、アルバイトをしたりと懐事情があって、インディーズなどのアーティストはあまりお金をかけたがらない傾向があるようなので、何か目に見える形で、アーティストの成功例があるまでは、徐々に増えていく感じなのではないかと予想しています。
逆に、mF247発のミュージシャンが話題になるなど、何か道のりがみえれば、登録アーティストが一気に増えそうですね。