定額制音楽配信を今秋に開始する計画のナップスタージャパンが参加レーベルを公表。「日本の音楽配信では最大級になる予定」という。
Napster参加レーベル数は「日本最大級」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/21/news074.htmlという記事より。
ナップスタージャパンが、今秋サービスを開始する予定の音楽配信サービス「Napster」に楽曲を提供するレコード会社や音源提供会社を発表。
参加するレコード会社はソニー・ミュージックネットワークやBMG JAPAN、東芝EMIをはじめ国内外で260社を超え、ナップスターは「日本の音楽配信事業では最大級になる予定」と語っています。
なお、現時点でエイベックスの名前は挙がっておらず、タワーレコードが現在交渉を行なっているという。
ナップスターのサービス開始当初から定額制のサブスクリプションサービス向けに楽曲を提供し、開始当初は洋楽音源約10,000曲を提供予定だという。
ナップスターが国内の参加レーベル発表。ソニーやBMG、東芝EMIらが参加
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/09/21/13362.html
楽曲数はサービス開始時点で150万曲以上を用意するとの事。
ナップスタージャパンが提供するサービスは具体的には3種類ある。月額定額の会員制で、PC上に楽曲をダウンロードして一定期間聴き放題となる「Napster Basic」と、月額定額の会員制で、PC上に楽曲をダウンロードし、Napsterサービスに対応するポータブルプレーヤーへも楽曲を転送できる「Napster To Go」、さらに楽曲1曲単位での購入ができる「Napster a la carte」となっている。
ナップスタージャパンの参加レーベルはソニー、BMGほか260社以上に
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20241007,00.htm
毎月一定金額を支払う事で楽曲すべてが聴き放題になる定額制サービス「Napster Basic」と、楽曲やアルバム単位で購入できるサービスを計画中との事。
定額制サービスではもう一つ、対応ポータブルオーディオへも転送可能な「Napster To Go」の2種類が用意されようです。
これだけのレコード会社が参加する音楽配信サービスは日本では始めて。ダウンロード販売では、著作権保護機能が必要のためファイル形式に対応したMP3プレイヤーが必要でした。
そのため、iTMSのiPodや、ソニーのMP3プレイヤーなど、個別のプレイヤーでしか聴けないという事がありました。
しかし、定額制の聴き放題サービスは、ダウンロードではなくストリーミング形式。
PC上でラジオ感覚で聴くためファイル形式を気にする事がなく、様々なレーベルやアーティストの楽曲が聴ける事になります。
これはYahoo! サウンドステーションでも、レコード会社がプロモーションとして利用しています。
最新アルバムのプロモーションにはもってこいのため、こうしたストリーミング式のサービスにはソニーなどが早くから参加していました。
今回の定額制のサービスはどれくらいのユーザーが利用するのか。料金はどうなるのか。
そして、楽曲単位のダウンロード販売への展開についても気になるところ。
music.co.jp、bitmusicの音楽配信サービス開始から昨年のiTMSの日本上陸、自分でも音楽配信サービスを立ち上げ、ポータルサイトの音楽配信サービスの参入などの流れを見てきましたが、ナップスターとタワーレコードが、定額制という新しい流れを作り、それに多くのレコード会社が参加した事は大きな意味を持つのでは。