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アーティストの夢を支援する音楽ファンドとは

2006年09月09日



最近のレコード会社の新人を育てる機能は落ちている。セールスが伸びていないのだからどうしようもない。そういうところにしわ寄せがでるのである。新しい音楽を音楽家を育てられるのは今や音楽ファンドしかないのではないだろうか。

これはサンプラザ中野さんが音楽ファンドの「ミュージックセキュリティーズ」のコラムで語っているコメントです。

このコラムは会員でなければ読めないのですが、音楽業界の成長から仕組み、問題点、音楽ファンドの利点などが書かれていて、とてもわかりやすい。

巨大な資本を投下して宣伝を打ちモノを買わせる。これに反応しない世代。 彼らはコミュニケーションでヒットを育てる。モンゴル800やデフテックなど、 インディーズからメガヒットを飛ばす事が可能になっているのだ。

レーベル関係者にとっては、音楽ファンドは興味深い仕組みなのではないでしょうか。

ところで皆さんは音楽ファンドの仕組みをご存知ですか?

音楽ファンドとは、好きなアーティストのCDの原盤制作費などに投資して、売上に応じて配当が得られるという仕組みです。

例えば、ミュージックセキュリティーズは音楽原盤権の一部を個人がウェブで、1口1万円から購入できるマーケットプレイス「Copy Right eXchange(CRX)」のサービスを開始しています。

このサービスでは個人でも1口1万円から購入できます。原盤制作費に投資することで、一般的にはレコード会社が所有している権利を共同で取得できます。

つまり、好きなアーティストのレコーディングなどの楽曲制作費を負担して支援することができます。

「プロデューサー気分を味わえる」のが一つのポイントで、さらに特典としては、オリジナルDVD、ライブの招待券などがあり、これはいわゆるエイベックなどレコード会社の株主の特典にあたる。

今後の音楽業界の活性化として注目されるシステムになりそうです。

「自分が追いかけているアーティストは必ずブレイクする」
「このアーティストが大好きでCDやDVDだけでは満足できない、もっと支援したい」
という人には特におすすめのサービスです。

ミュージックセキュリティーズ
http://www.musicsecurities.net/


■参考記事

・音楽原盤権を1口1万円から個人で購入できるサービスが開始
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20217207,00.htm

・なんてったってアイドルファンド…1口1万〜5万
「モー娘。」プロデュース桜井氏も立ち上げ
http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_04/g2005042302.html

 
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